- ビットコイン教育ポータルの99ビットコインズは、仮想通貨業界における”葬儀屋”を務める。
- 死んだ仮想通貨を掲載するサイト「Dead Coins」を引き継ぎ、リニューアルするという。
- このプロジェクトでは、すでに1559件のアルトコインがしんでしまったと記録している。
開発非アクティブや流動性低下で「死亡」、Dead Coinsリニューアルへ
1000を終える「死んだ」仮想通貨プロジェクトを掲載するDead Coinsというサイトがあるが、99ビットコインがこのプロジェクトを引き継ぎ、リストが正確であることを確認し、このプロジェクトに新しい命を吹き込むことになった(そのため、ビットコインやドージコインといったジョークで「殺された」プロジェクトを削除した)。
一気に価値を高めるコインがある一方で、人知れず”死んでいく”仮想通貨もたくさんある。
Dead Coinsはまさにそうしたアルトコインを判別し、「死亡」を告げる。
dai06
99ビットコインズ創設者 オフィール・ベーグル氏
「Dead Coinsプロジェクトは、少し磨きをかける必要のある素晴らしいアイデアだと思う。誰でも自分で死んだコインを追加できるという事実は、コインのリストを非常に不正確にしていた。私たちは完全なリストを調べ、生き埋めにされていたコインを精査することに何日も費やした」
今回リニューアルを行うことで、死亡したことを判別するための明確な指標を置くべきと説明。
データベースとしての価値を高めていく。
dai06
コインもしくはトークンのプロジェクトは、6ヶ月以上にわたって開発が非アクティブなこと、取引高と流動性の低下(誰も取引していないか)、取引所への掲載の欠如、ウェブサイトのダウンもしくはソーシャルメディアの活動の欠如など、様々な理由をもとに「死亡」を判断する。もちろん詐欺やポンジスキームかも判断材料だ。
乱立する仮想通貨プロジェクトが置かれる状況を正確に判別できるようになれば、人々もより正確な投資が行えるようになるのではないだろうか。
Dead Coinsは仮想通貨業界における”葬儀屋”として、膨大な数の仮想通貨に引導を渡すことになるのかもしれない。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/99bitcoins-breathes-new-life-into-dead-coins-project