- 自分にいつか訪れる死を前に、「終活」を始める人が増えている。
- 終活はできれば60代のうちに始めるのがおすすめ。法的拘束力はないが、エンディングノートが注目されている。
- 電子化された株式・仮想通貨はパスワードなどのログイン情報が必要になってくるため、事前の整理が重要。
いつかやってくる死、仮想通貨の取扱いにご用心
終活とは、自分の死といういつか訪れる問題と正面から向き合い、その死に向けて余生をどう過ごすか、残される子や孫のこと、そして相続についてどうするかを考えることです。
自分が死んでしまった後家族や知人に混乱を招かないように、あるいは自分が理想とする送られ方をするためにも、終活をしておくのがおすすめだ。
dai06
エンディングノートとは、これまでの人生やこれからのこと、家族に残しておきたいメッセージなどを自由に書いていくノートです。エンディングノートは、遺言とは異なり、法的拘束力もなければ、決まった形式もありません。
エンディングノートは法的拘束力をもたないものの、自分の考えを自由に書き残すことができるのが魅力。本屋でも購入することができるだけでなく、書式もわかりやすくなっているため始めやすい終活だ。
dai06
特に電子化された株式や仮想通貨などは、パスワードや相続開始後の手続きの方法の確認を含め、入念に整理しておくべきでしょう。一人で生前整理をすることが難しければ、家族に手伝ってもらうというのも手です。
仮想通貨などは秘匿性が高く、本人しかその存在やアクセスするためのID・パスワードを知らないということもある。まだ少数派かもしれないが、今後仮想通貨で遺産を遺すようなケースが出てきた場合、遺族がそこにアクセスするには事前の準備が必要不可欠になってくるだろう。
そういったロックを解除する業者も存在していることには存在しているが、解除への道のりは平坦ではない。
また、仮想通貨のほかにもインターネット上の有料サービスなどもエンディングノートなどにメモしておくと良いかもしれない。
dai06
ソース元https://financial-field.com/inheritance/2020/06/04/entry-78727