- コロナウイルスの拡大で情報の正確性が求められるなか、イタリアの大手メディアがフェイクニュースに対抗策を打ち出した。
- メディア企業ANSAはブロックチェーンでニュースを追跡するシステムの立ち上げを計画。
- ブロックチェーン名は「ANSAチェック」で、ソーシャルメディアなどのサードパーティにも適用可能という。
デマに対抗、ブロックチェーンでニュースを追跡か
世界的なパンデミックの危機の中で、コロナウィルスのフェイクニュースは、人々の生命と健康に直接的な脅威をもたらすことになる。信頼できる情報の確保がますます重要になっている。
今回のようなパンデミックや災害時には、フェイクニュースが数多く出回る。
平時には騙されないような情報でも、緊急時では誰もが自分の身を守ろうと必死だ。そのせいで信憑性に乏しい情報でも鵜呑みにしてしまう。その弱みにつけいり全く効果のない商品を売ろうとする者もいる。
dai06
イタリアの大手メディア企業であるANSA(24の新聞を所有している)は、ブロックチェーンに基づくニュース追跡システムを立ち上げ、情報の信頼性を高めようとしている。
ブロックチェーン名は「ANSAチェック」で、ANSAのプラットフォーム外のソーシャルメディアなどのサードパーティにも適用できるという。
情報のソースをたどれるようになることで、その真偽を確かめやすくなるというわけだ。
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発表によると、このシステムは大手会計事務所のアーンスト&ヤングと共同で開発されたものだ。具体的には、このシステムは、追跡ラベルが付いたニュース記事を提供する。
コロナウイルスによるパンデミック、そしてそれに伴う悪質行為に対して世界のあちこちでこれまでなかった連携が起こっている。今回のブロックチェーンシステム、ANSAチェックもそうした動きのひとつだ。
この計画が上手くいけば、平時に戻ったときにも役立つシステムとして重宝されるだろう。
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ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/italys-top-news-agency-uses-blockchain-to-fight-fake-coronavirus-news