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「Function X(ファンクションエックス)」は分散型ネットワークであり、中央集権的な運営のされる従来の様々なビジネスのソリューションとなるプロジェクトです。
Blok On Blok(ブロックオンブロック/BOB)という名称で発売される、世界初のブロックチェーン電話の開発などを行っています。
「Function X(ファンクションエックス)」の概要
通貨名/通貨単位 | Function X/FX |
公開日 | 2018年10月 |
最大発行数 | 1,893,022,625FX |
ホワイトペーパー | https://functionx.io/assets/file/Function_X_Concept_Paper_v2.0.pdf |
公式サイト | https://functionx.io/#/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/functionx_io |
公式テレグラム | https://t.me/functionx |
購入可能取引所 | Bithumb Global,Bittrex,KuCoin |
「Function X(ファンクションエックス)」は、様々なビジネスの問題点を解決するための分散型ネットワークです。
現在は世界初ブロックチェーン電話Blok On Blok(ボブ/BOB)の開発・提供を主軸に事業展開をしており、将来的にはあらゆるデータの分散化を目的にしています。
開発は当ブログでも以前ご紹介したPundi Xというプロジェクトの研究者チーム。
Pundi Xプロジェクトによる調査で得たオフライン流通の課題や問題点を解決し、次世代のインターネットサービスフレームワークによって既存のインターネットとブロックチェーンアーキテクチャを改善する試みを行っています。
今回はそんな「Function X」について詳しくご紹介していきたいと思います。
「Function X(ファンクションエックス)」の特徴
「Function X」の目的
「Function X」の目的は、従来のインターネット製品全てに関連するブロックチェーンネットワークサービスを提供することです。
具体的にはトランザクションに関するもの、データ通信サービス、データ管理サービスなどがそれにあたります。
これらのサービスを単一のプラットフォーム上で管理することで、機関の集中化と独占をさせず、開発者・利用者が独自のデータ管理環境を整えることをサポートします。
ビジネス間で取り交わされるあらゆるデータがオープンな環境で利用できれば、ビジネスプロセスにおけるあらゆる障壁を取り払うことができると「Function X」は考えています。
・PundiXとの関係・役割
前身プロジェクトであり、仮想通貨の名称でもあるPundiX。
「Function X」と情報共有を行うだけではなく、アーキテクト、イニシエーターのような役割を持ちます。
ただしこれは「Function X」のエコシステムが完成されたあと徐々にフェードアウトしていくとしており、将来的にはPundiXが無くてもネットワークを維持・成長させることができるとしています。
世界初のブロックチェーン電話「Blok On Blok」
現在「Function X」が行っているプロジェクトの主軸とも言えるのが、世界初のブロックチェーンテクノロジーを活用した電話「Blok On Blok(ブロックオンブロック/BOB)」です。
BOBはFunction X分散プロトコルに基づいて設計されたブロックチェーンデバイスであり、様々なデータを独自アルゴリズムで管理することができます。
公式による紹介を見ると、BOBは下記の2つに焦点を当てて開発されています。
・自信のデータを管理者から解放する
従来の個人データ管理は何かしらの方法で企業に預けたり、サービスを利用することで実現していました。
しかしBOBを利用すれば、コアに分散化された状態で個々人が自由に自分のデータを管理することが可能です。
デバイス自体がノードのように機能し、「Function X」のブロックチェーンをサポートする他、従来電話のように中央集権的なサービスプロバイダーと契約する必要がありません。
OSに関してはAndroidと互換性を持ち、ブロックチェーンモードから即座に切り替えてアプリケーションなどを利用する事が出来ます。
・独自性のあるデザイン
BOBは非中央集権型、つまり個人や個性を尊重する象徴として開発されたという経緯があります。
そういった経緯に基づいたキャンペーン(?)的なことなのか、BOBは組み立てキットで外装をデザインすることができます。
マザーボード、ディスプレイスクリーン、カメラ、オーディオスピーカーパーツ、ボタンなどを自由にカスタマイズすることができ、組み立てには専用のビデオチュートリアルも付属されているという丁寧さです。
プラモデルのような感覚で自由にカスタマイズすることができ、塗装なども公式が推奨しています。
また、付属の追加購入キットも発売されており、MODデザインを活用して利用者からアイデアを募集しています。
「Function X(ファンクションエックス)」まとめ
今回は次世代インターネットサービスフレームワークと、ブロックチェーンによる分散化であらゆるコンテンツの解放、ビジネスの円滑化を図る「Function X」をご紹介しました。
世界初のブロックチェーン電話の開発は各種メディアでも取り上げられており、すでに実際の事業にとりいれている企業もあるようです。
現在は新しいロードマップの更新を待っている状態で、今後どのような展開をしていくのか非常に気になるプロジェクトですね。