この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- フランスのルメール経済相が、OECDの仮想通貨に関する会議で注目発言。
- 「ヨーロッパにおいてリブラの開発は許可できない」と発言した。
- 同氏は6月のリブラの計画発表時点で、国家通貨への脅威になるととらえていた。
リブラのヨーロッパ進出に暗雲、仏経済相「開発認めない」
フランス経済相は、フェイスブック(Facebook)の仮想通貨「リブラ(Libra)」が「通貨主権」の脅威になるという懸念から、フランスはEU(欧州連合)内でリブラの開発を阻止する計画だ、と述べた。
この発言はパリで開催されていた経済協力開発機構(OECD)における、ブロックチェーンと仮想通貨に関する会議で発せられたもの。
この会議の冒頭でルメール経済相は上記のように発言したのである。
dai06
ルメール経済相
「完全に明確にしておきたいと思います。我々は、このような状況では、ヨーロッパにおいてリブラの開発を許可することはできません」
ルメール経済相の明言により、リブラのヨーロッパ進出に暗雲が…。
欧州連合においてフランスの発言力は小さくないだけに、今後の出方にも注目が集まる。
dai06
ルメール経済相は6月のリブラ構想発表後にも、リブラが「ソブリン通貨となることは問題外」であり、「そのようなことは起こり得ないし、起きてはならない」と述べ、リブラが国家通貨に及ぼす脅威について懸念を表明していた。
ソブリンは君主や国王を指し、ここでは政府などの信用に基づく債権(ソブリン債)のことをいう。
ルメール経済相は、リブラがそのような存在になることは認めないと強く主張してきた。そして今回の発言で、その立ち位置は改めて明確なものとなった。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/20962/