- アメリカにおける血液検査の市場規模は6兆円といわれ、今注目を集める市場のひとつ。
- なかでも日本の会社が推し進めるプロジェクト「Lifee」は、仮想通貨の可能性を模索している。
- Lifeeでは個人の血液検査結果データをブロックチェーンに集積し、対価を得られる仕組みづくりを目指す。
血液検査結果データで仮想通貨入手!これからのトークン経済の話
太い針で大量の採血をされて「うえっ」となったことがある人も多いはずだ。検査結果が送られてくるのも遅い。そして、検査結果は病院間で共有されないなど、あまりにもアナログで非効率的なのだ。
多くの方が経験しているであろう血液検査の煩わしさ…。どこに行っても何度も血を採られ、時間がかかることに辟易している方も多いはずだ。
こうした血液検査を根本から変えていこうとしているのが、株式会社マイクロブラッドサイエンス(東京都千代田区)の「Lifee(ライフィー)」というプロジェクトだ。
dai06
指導員のアシストのもと自分で指先から微量採血(60〜150マイクロリットル)を行うだけで、あとは同名スマホアプリで検査結果を確認・追跡できる。
Lifeeはわずかな時間と手間で”自己採血”ができるキットを用意している。しかも、痛みもあまりないというのだから驚きだ。
血液検査の結果も、Lifeeのアプリから、肝機能検査、脂質代謝検査、糖代謝検査など複数の検査結果を確認可能に。しかも、将来的にはこのデータをもとに医師に手軽に情報を共有できるようになるという。
これなら何度も採血をされる手間からも解放される…!
dai06
今後、健康管理にコミットしつつ、その成果を研究機関や企業等に対して選択的に情報を開示することで仮想通貨を対価として受け取ることもできる仕組みになっていく。
Lifeeによって得られた血液検査結果データは「Lifeeチェーン」に集められ、これをユーザーが研究機関に共有することで対価となる仮想通貨を得られるようになるという。
ますますの高齢化社会がやってくる日本にとって、予防医療やその効率化はニーズの高まる分野といえるのではないだろうか。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/micro-blood-science-lifee-building-healthcare-token-economy