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Facebookリブラのリリース危機、事業全体への不安語る

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. 2020年前半リリース予定のFacebookのリブラには、世界中から厳しい視線が注がれている。
  2. 規制の壁やセキュリティ対策の問題を乗り越えられない可能性を示唆。
  3. プロジェクトの継続は、Facebook全体の事業に悪影響を与える可能性についても言及した。

リブラ継続はFacebookにとって悪影響?リリースの保証できず

フェイスブックは、米国証券取引委員会(SEC)に提出した最新の四半期決算報告の中で、アメリカやその他国々において、新テクノロジーに対する規制が不明瞭であることを指摘し、それは「リブラやそれに関連する製品・サービスを予定通りに提供できる、もしくはそもそも提供できるという保証が一切できない」ことを意味すると明した。

リブラのプロジェクトについては、その安全性を疑問視する声が噴出している。団体で説明を求める動きだけでなく、G7でも議論の対象となっている。

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Facebook

「これらの法律や規制、および関連する問い合わせや捜査は、リブラ通貨のローンチ、および我々の製品・サービスの開発を遅らせる、または妨げる可能性があります。またそれだけでなく、運営コストを膨らませ、管理のために膨大な時間や注意を必要とする、もしくは我々の事業に害を及ぼす可能性があります」

リブラのプロジェクトの継続がFacebookの負担になっているのは確かなようだ。

しかし、これまでに莫大な資金を投じてきただけでなく関係各所との連携も行ってきただけに、プロジェクトの中止あるいは離脱も相当な労力がかかりそうだ。

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同社は、リブラが人気製品として成功できるかどうかが不確実なこと、そして同社が「デジタル通貨やブロックチェーン技術分野における、しっかりとした経験」を欠いていることも、困難をもたらす可能性のある要素として挙げている。

Facebookは仮想通貨・ブロックチェーン関連の専門家も招き準備を進めているとされる。

ホワイトペーパー発表時の期待感には凄まじいものがあったが、それ以降は厳しい状況にあるのが事実。この状況のままリリースすることが本当に最善なのか疑問視する気持ちはよくわかる。

dai06

Facebook

「リブラ協会への参加や、関連製品・サービスの開発とマーケティングは、コストの増大を招くこととなり、我々の投資は成功しない可能性もあります。これらのいかなる結果も弊社の事業、評判、決算に悪影響を与える可能性があります」

当局からの調査や規制に協力姿勢を示し、リリースを目指すとしていたFacebook。しかし、ここにきて一気にスピードダウンしてしまった印象だ。

2020年の到来は刻々と迫っている。Facebookはどんな決断を下すのだろうか。

dai06


ソース元https://www.coindeskjapan.com/15920/