この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ベネズエラ政府は年金受給者への支給金を、仮想通貨ペトロへ自動的に両替。
- 政治ブログ『カラカス・クロニクルズ』は「国民の財務の完全な支配」とした。
- 政府は年金の他にも、社会保障給付金にアクセスする仕組みをつくり、銀行システムを見捨てるよう促す。
ベネズエラ政府の強行策、仮想通貨ペトロで年金受給
ベネズエラ政府が、年金受給者に対する毎月の支給金を国営の仮想通貨ペトロ(PTR)へと自動的に両替した。政治ブログ、カラカス・クロニクルズによる12日付のレポートで明らかとなった。
ベネズエラ政府は仮想通貨ペトロを無理矢理にでも普及させようとしている。ペトロを軸にハイパーインフレから抜け出そうとしているのだ…。
dai06
受給者に対する12月7日付の最新の政府による支払いは、最初は法定通貨ボリバル・ソベラノでで受給者のウェブ法定通貨ウォレットに入金された。しかしその後、自動的に引き出されてペトロへと変換され、新しい残高には「ペトロでの貯金」という簡潔な説明が付いていたという。
政府は生活の根幹を担う年金受給からペトロへ変えることで、一気に普及を狙う。かなり横暴とも言える手段だが…。
dai06
マザーランド・カードシステムを通して年金やその他の社会保障給付金にアクセスする仕組みを構築することで、政府が国民に「公式の銀行システムを見捨てるよう」圧力をかけることを可能にし、政府が望む近道が完成するだろうと解説。
年金受給者はボーナスの受け取りを政府の「マザーランド・カード」のスキームで受け取っている。
今回のようになりふり構わないやり方は、果たして本当にペトロの普及に役立つのだろうか。そしてペトロそのものが本当に国民のためになるのだろうか。ベネズエラ政府の今後の動向は、仮想通貨界隈だけでなく世界経済の観点から見ても注視する必要がある。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/report-venezuela-converts-pension-bonuses-into-state-issued-crypto-petro