「Gas(ガス)」は2017年から取引が開始された仮想通貨です。
中国版イ―サリアムと言われる「NEO」の燃料として機能する仮想通貨で、基本的な仕組なども受け継いでいます。
「Gas(ガス)」の概要
通貨名/通貨単位 | Gas/GAS |
公開日 | 2017年 |
発行数 | 1億GAS |
ホワイトペーパー | - |
公式サイト | https://neo.org/ |
公式ツイッター | - |
購入可能取引所 | OKEx,Huobi,Gate.io,Kucoin,Bitbns, Switcheo Network,Poloniex,Cobinhood |
「Gas(ガス)」は中国版イ―サリアムと呼ばれる「NEO」の燃料になるために作られた仮想通貨です。
「Gas」は「NEO」が利用されてブロックが生成されるたびに作られるため、初期層量が0に設定されている変わった仮想通貨です。
しかし一定のブロック数ごとに生成される「GAS」は徐々に少なくなるように設定されており、その分価格も高価になっていきます。
「NEO」の利用量が増えるたびに価格が上昇する事が見込まれ、投資家からは価格の上昇傾向が把握しやすい仮想通貨として人気があります。
もともとは「Antcoins(アントコインズ)」という名称で取引されていましたが、2017年6月をもって「Gas」という名称に固定されました。
そもそも「NEO」って?
「NEO」は中国版イ―サリアムと呼ばれるプラットフォームと、そこで使われる仮想通貨の名称です。
「NEO」の仮想通貨は複数のネットワーク全てにそれぞれ管理者が存在し、各々で簿記の投票やネットワークの状態を変更する事ができるようになっています。
そのため様々な需要にこたえるネットワークの構築が可能であり、その汎用性の高さから投資家からも人気が高いです。
「Gas(ガス)」の特徴
「NEO」の燃料になる仮想通貨とは?
前述したとおり「GAS」は「NEO」のブロック生成にあわせて作られる仮想通貨であり、その役割が大きく「NEO」に依存しています。
「GAS」は「NEO」ネットワークの資源を管理する際の燃料として利用されます。燃料を関連するプラットフォーム内に配置しておくことで、より安定的なトランザクションが可能になっています。
「NEO」ネットワーク内ではイ―サリアム同様、スマートコントラクトを使って契約や取引処理を自動化しています。
簿記担当者にはトークンによるインセンティブが与えられており、複数のユーザーが無駄なリソースを使うことを防ぐことができます。
約22年をかけて最大供給数に達する
「GAS」は「NEO」がブロックを生成する際に自動で作られていきます。
「NEO」が各ブロックが生成される間隔は約15~20秒に設定されており、これは約1年間で200万ブロックを生成するという計算になります。
「GAS」は新しいブロックが生成されるたびに作られる量が減っていきます。
公式サイトの発表によると、「GAS」は公開初年度に最大供給数の16%が作られ、その後4年間で52%に達し、予定では約22年後に1億GASに達するとされています。
「GAS」の今後の予想
「GAS」は大元である「NEO」に大きく依存している仮想通貨です。
長期にわたり「NEO」のブロックチェーンを支える重要なシステムである「GAS」ですが、通貨としての利用価値は現状ほとんどないのは気になるところです。
技術がどんどん進歩している現状を考えると、新しい燃料トークンや、まったく新しい代替通貨が現れる可能性は大いにあります。
今後「GAS」自体が発展していくためには燃料トークン以外の付加価値が必要をつけるか、燃料トークンとしての重要度が高まる必要性があると思います。
現在は価格の上昇も「NEO」プラットフォームの人気に依存すると言われており、投資するのであれば中期的に少額投資がベターかと思います。
「Gas(ガス)」まとめ
今回は「NEO」の燃料となる仮想通貨「GAS」を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
「NEO」のプロジェクト自体は非常に順調ですが、「NEO」は次々に新しい企画を行ってきているプラットフォームです。
今後の予想が非常に難しい仮想通貨でもあるので、投資する際は「NEO」の動向を細かくチェックしておくとよいでしょう。