この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- VISAのアルフレッド・ケリーCEOは、「ブロックチェーンや仮想通貨は同社に有用と思わない」との旨を発言。
- ブロックチェーンを「興味深いテクノロジー」としたものの、そのトランザクションは、「VISAを成長させてきたものとは反対」とも。
- その一方でVisaの企業間取引部門は革新の余地があることを認め、仮想通貨領域への注目を示唆。
Visaは仮想通貨とブロックチェーンに注目していないわけではない?
ケリーCEOは、Visa社がフィンテックで成功した企業の良い例とも強調した上で、短期的に見ると、ブロックチェーンと仮想通貨が同社にとって有用なものではないと述べた。
ケリーCEOは「短絡的に見ると」と発言しており、今後の可能性については評価していそうだ。少なくとも”今は”有用ではないということだろう。
dai06
同CEOによると、ブロックチェーンは低い取引量、高価値のトランザクションを処理するものであり、このようなトランザクションはVisaを成長させたものとは反対であると指摘した。
CEOの脳裏にはVisaとしての誇りを守りたい意志がありそうだ。従来の金融業とブロックチェーン(仮想通貨)との間にある葛藤が垣間見える。
dai06
同社はVisa B2Bコネクトという国際的な企業間決済のブロックチェーン・プラットフォームを開発しており、ケリーCEOは、企業間取引部門においてはブロックチェーン技術による革新の余地があることを認めた。Visa社内にはブロックチェーンの研究専門部署があり、275人の専門家がいると明らかにした。
なんだかんだで注力はしているのである…。
アメリカン・エキスプレスがリップルと提携したように、金融業はブロックチェーン(仮想通貨)を無視することはできず、その技術をどう扱うか考えなくてはならない領域にきた。
Visaも支払いにおけるコストやリソースを削減し、新たな顧客と事業開拓に向かっていくだろう。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/visa-ceo-says-blockchain-and-cryptocurrency-not-useful-to-company