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「VeChain (ヴィチェイン)」は、改ざんの難しいブロックチェーンの特徴を生かして、商品が正規品であるということを証明し、販売・流通ルートの追跡を行うことができるプラットフォームです。
「VeChain (ヴィチェイン)」の概要
通貨名/通貨単位 | VeChain/VEN |
公開日 | 2017年8月15日 |
最大供給量 | 873,378,637 VEN |
ホワイトペーパー | https://cdn.vechain.com/vechain_ico_ideas_of_development_en.pdf |
公式サイト | https://www.vechain.com/#/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/vechainofficial |
取扱取引所 | Binance,Huobi |
「VeChain (ヴィチェイン)」は、ブロックチェーンを用いて商品が正規品であるかを追跡することができるプラットフォームと、そのプロジェクトの名称です。
中国や中東などでは、販売ルートの確保のしやすさや模造品を製作する技術者の増加したことで、いわゆる偽物の商品を正規品と思って購入してしまった人が後を絶ちません。
そこで「VeChain」は、改ざんが極めて難しいとされるブロックチェーン技術を使って、商品が正規品であるか追跡することができるシステムを構築しました。
正規品にNFCチップと呼ばれる認識装置を埋め込み、そこに記録された情報をブロックチェーンに書き込んで管理することで、消費者は購入前にその商品が正規品であるかどうか、正当なルートから入手したかどうかを確認することが可能になります。
「VeChain (ヴィチェイン)」の特徴
商品が正規品であるということを証明するプロジェクト
「VeChain」では、提携する会社の商品の中にNFCチップと呼ばれる認証装置を埋め込み、その商品が正規品であることを証明しています。
チップに記録された情報はブロックチェーン上に管理されているため、後から内容を変更するためには新規に書き込む必要があり、一度記録された情報は決して改ざんすることはできません。
現在NFCチップが埋め込まれている商品は、「VeChain」とともにNFCチップ開発に携わったヨーロッパの服飾ブランドと、その提携会社の製品のみです。
今後は提携企業も増やしていく見込みで、すでに導入を前提とした話し合いを重ねている企業も複数あるといわれています。
農業への採用も期待されている
「VeChain」の正規品認証システムは、農作物の品質に信頼性の低い国などで需要が高まると予想されています。
「VeChain」はモノとインターネットをつなげるIoT分野との関りも深く、IoTデバイスでアクセス可能なブロックチェーンクラウドサービスを提供しています。
ここには農作物の種類や品質、使われている肥料や農薬のデータが改ざん不可能な形でお保管されており、クラウド上で常に更新されています。
書き込まれた情報は誰でも閲覧することができ、消費者は商品のデータを確認してから商品を購入することが可能です。
これが普及すれば、当然品質の悪い農作物は購入されなくなり、競争率が高まることで、農作物の品質レベルが低い国での採用が検討されています。
医療や物流など、様々な分野で活躍できるポテンシャル
「VeChain」の正規品を証明するというシステムは、様々な分野での採用が期待できるものです。
正規ルートで取引されたものなのかどうかを確認することができ、知識のない個人であっても、間違った情報を見極めることが可能になります。
例えば特に信頼性と正確な情報が必要となる医療薬品や、それらの流通プロセスをブロックチェーン上に書き込んでおくことで、物流に不可解な点がないかどうかを追跡することができ、犯罪などの抑止力にもなります。
「VeChain (ヴィチェイン)」まとめ
今回は商品が正規品であることを証明するプロジェクト「VeChain」をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
将来的には私たちが普段使っているような商品すべてが、ブロックチェーン上に信用情報を書き込むような時代になるのかもしれませんね。
「VeChain」と提携している企業はまだまだ少ないですが、利用できる対象サービスが増えれば増えるほど需要が高まるに分野です。
投資先としてみても非常に将来性のある仮想通貨だと思います。
偽物を購入してしまった被害者を減らすだけでなく、商品の質の向上にも役立つとも言われており、投資家としては期待せざるを得ないプラットフォームです。