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「Mooncoin(ムーンコイン)」は少額での決済でも手数料を安くし、なおかつ早い速度で取引ができる仮想通貨です。
海外での人気が非常に高く、日本でも徐々に知名度を上げてきています。
「Mooncoin(ムーンコイン)」の概要
通貨名/通貨単位 | Mooncoin/MOON |
公開日 | 2013年12月18日 |
最大供給量 | 3850億MOON |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | http://mooncoin.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/mooncoin_japan |
取扱取引所 | Coin exchange,Bleutrade,Novaexchange |
「Mooncoin」は、少額での決済マイクロペイメントの手数料を安定的に低くし、なおかつ早い速度で取引可能にするための仮想通貨です。
大きな買い物ではなく日常的な少額の取引で利用されることを目的としており、他の仮想通貨よりも電子マネーの代替案として有力と言われています。
また、「Mooncoin」は分散型ソーシャルプラットフォーム「Smartlikes(スマートライクス)」で利用することができる仮想通貨で、より人々の生活に寄り添った利用が可能になっています。
「Mooncoin(ムーンコイン)」
それでは「Mooncoin」の特徴について、もう少し具体的に掘り下げていきましょう。
マイクロペイメントを低コスト・ハイスピードで行える
前述したとおり、「Mooncoin」の通貨としての目的は、少額取引の手数料をできるだけ安くするというものです。
ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨は、流通量が増えていくにつれ手数料も増えていってしまいます。
一方で流通量が増えなければ支払い手段として普及する可能性は非常に低く、このデメリットは通貨としては致命的ともいえます。
「Mooncoin」はこういった問題に対して非常に速い段階から注目し、通貨の目的として掲げました。
SmartLikes(スマートライクス)
分散型ソーシャルメディアプラットフォーム「SmartLikes」は、SNSなどで使われる「いいね(Like)」を価値化して報酬としてMooncoinがもらえるというシステムです。
写真、動画、音楽、文章などすべてのコンテンツに対応し、「いいね(Like)」をすればするほどたくさんの報酬が得られます。
SNSが一般に普及して長いですが、こういった評価行為に対する報酬の仕組みはほとんどなく、これからは楽しみながらお金を稼ぐことができる時代がやってくるのかもしれません。
独自プログラミング言語「MoonWord(ムーンワード)」
「Mooncoin」の開発は、開発者が作業しやすいように効率化された独自のプログラミング言語「MoonWord(ムーンワード)」を使って行われました。
「MoonWord」を使用した開発を行うことで、「Mooncoin」は取引手数料のコストを下げたままハイスピードの取引を実現しました。
「Mooncoin」の不安材料
ここまで「Mooncoin」の特徴についてご紹介してきました。
一方で投資先としてみた場合、「Mooncoin」はいくつかの不安材料を抱えています。
「Mooncoin」を超える技術が増えている
「Mooncoin」が登場した2013年は仮想通貨自体の認知度も低かったこともあり、取引スピードと手数料に着目した通貨目的は非常に高い評価を得ていました。
しかし時代が進むにつれ、多くの仮想通貨が新しい技術を導入し、まったく違うアプローチで手数料コストを下げようとしてきました。
例えば発行上限を増やして高い流動性を確保したまま、安定した手数料で取引が行えるものや、まったく新しいコンセンサスアルゴリズムを導入することで電力コストをさげ、取引手数料がかからない仕組みのものなど、紹介すればキリがないほどです。
また、現在は手数料コストだけでなく、量子耐性や新規銘柄の流動性確保など、将来的に起こりうる様々な問題に対応できる仮想通貨が人気を集めています。
ロードマップによると「Mooncoin」は2018年にいくつかのアップグレードを予定しています。
「Mooncoin」が最新の仮想通貨と渡り合うには、現状では厳しいものがあると思います。
大きな進展がない
「Mooncoin」は2013年に公開された仮想通貨ですが、2018年現在まで大きな進展がほとんどありません。
現在ロードマップも2018年までしか公開されておらず、来年以降の予定はわからないままです。
今後通貨として大きな進展が投げれば、人気の尻すぼみになっていくのは必然です。
「Mooncoin(ムーンコイン)」まとめ
今回は「Mooncoin」についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
登場時は非常に人気の高い草コインで、一時期は価格も高騰しましたが、現状は優秀な仮想通貨やブロックチェーンプラットフォームが増えていることもあり、人気も下がりつつあります。
しかし投資家から愛着を持たれているコインではあるので、投資する場合は様子をみながら行うようにしましょう。