このニュースを3行で解説↓
- Bitconnectが仮想通貨の貸付と交換業務を閉鎖
- ユーザーには同社が提供する仮想通貨BCCで全額返却されるも、BCCの価値暴落により損失は免れない。
- Bitconnectは、今回の事態に至った理由を、政府からの圧力や、TwitterアカウントへのDDoS攻撃に晒された事などとしている。
取引所BitConnectが閉鎖 規制当局から勧告を受ける
ソース元 https://www.coindesk.com/bitconnect-shutters-crypto-exchange-site-regulator-warnings/
以前から、詐欺なのでは無いかとの指摘も多かったBitConnectが、今回、とうとう、仮想通貨の貸付、及び、交換をする為のプラットフォームを閉鎖することを発表した。
ユーザーからの貸付金については、同社が提供していた仮想通貨銘柄「BCC」で全額返却される事になったのだが、、、
返却する際の換算レート 1BCC=$363.62 に対し、2017/01/19 AM1:40現在は、1BCC=$42.93 と大きく価格が下落しており、それによる損失はユーザーが被る事になりそうだ。
参照元:CoinGecko
BitConnectの貸出サービスは、上記の通り、ユーザーが損失を被る形で即座に閉鎖され、取引所としての機能も5日以内に閉鎖されるとのこと。
現在もBitConnectのウェブサイトでは、ウェレットサービスやニュース、教育目的で運営されているが、「簡単に言えば、われわれは貸付サービスと取引サービスを終了する」とBitconnectは述べている。
この突然の出来事の理由については、最近になって公表されたテキサス州とノースカロライナ州の規制当局から受けた停止令状などが最も重要な要因として挙げられている。
BitConnectは、未登録証券トークンの割引売却に従事していたと述べている。
BitConnectのチームは、テキサス州証券取引委員会とノースカロライナ州国務長官証券部門から1件ずつ、計2件の不服申請書を受け取った。これらの行動は、プラットフォームを法的に継続させる妨げとなっている
BitConnectは「コミュニティメンバーを不安にさせ、プラットフォームへの自信を失った」と、この「悪い報道」を非難した。
BitConnectはポンジ・スキーム(資金運用に関する詐欺行為の一種)を構成していると非難されており、Ethereumの生みの親であるVitalik Buterin氏なども声を上げていた。
また、BitConnectチームは、一連のセキュリティ侵害(DDoS)攻撃を非難している。1月13日に、BitConnectのTwitterアカウントがDDoS攻撃を非難するツイートをしていた。
しかし停止命令が出たにも関わらず、BitConnectは進行中のICO(企業が独自のコインを使って資金調達をする仕組み)が継続し、BitConnectトークンの代わりとなる取引を構築していると述べた。
BitConnectは同サイト上にこう記した。
これはこのコミュニティの終わりではない。しかし我々はウェブサイトプラットフォーム上のいくつかのサービスをすでに閉鎖しており、今後は他の仮想通貨サービスを提供し続ける