- 米証券取引委員会(SEC)との争いを続けているリップルラボが、SECに約183億円の罰金を支払う。
- ただしこの金額は当初SECが求めていた、20億ドルから94%の減額で業界は争いに勝利したと評価。
- CEOのガーリングハウス氏も勝利を報告し、XRPコミュニティに対するSECの逆風は消えたとコメント。
リップルCEO「これで逆風は消えた」、SECとの裁判に勝利と報告
リップル裁判においてアナリサ・トーレス(Analisa Torres)判事が、リップルラボ(Ripple Labs)に約1億2500万ドル(約183億円)の民事罰金を支払うよう8月7日命じた。
3年にわたるリップルとSECの争いに終止符が打たれようとしている。
リップルは、罰金の支払いと米国証券法に違反することを恒久的に禁じることを求められたが、その決定は当初SECが求めていたものよりも軽いものとなった。
NFT仮想通貨Leader編集部
SECは当初20億ドルの罰金及び罰則を科すよう裁判所に求めていた。これに対しリップル社は6月13日、SECとテラフォーム・ラボ(Terraform Labs)との和解を引用し、SECの民事罰が「不当」であると主張する裁判資料を提出。同社はその中で罰金は1,000万ドルを超えるべきではないと主張していた。
SECと仮想通貨業界の争いが激化、そしてSEC側の立場が危うくなるなかで、リップルは対抗する姿勢を崩さなかった。
長期間の戦いにはなったが、これによりリップルのみならず仮想通貨業界全体が大きな勝利を勝ち得たとする声もある。
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リップル社CEOのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏は8月8日Xにて、「SECは20億ドルを要求したが、裁判所は彼らの要求を94%減額した。 これはリップル、業界、そして法の支配にとっての勝利だ。 XRPコミュニティ全体に対するSECの逆風はなくなった」とコメントしている。
リップルの法務責任者は、罰金支払いを受け入れるという。
また、訴訟が終結に向かっているとの報道を受け、リップルは26%急騰。仮想通貨専門の弁護士フレッド・リスポリ氏は、「罰金には驚いたが、それを上回る利益を得た」とコメントしている。
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<参考元>あたらしい経済