この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ロシア拠点の政策専門家によると、30日にロシアは2つの仮想通貨関連法を可決したという。
- 1つは仮想通貨マイニングを合法化するもので、ロシアの中央銀行などが監視の権限を持つ。
- 厳正な対処を行ってきたロシアの仮想通貨政策は、新たなステージに立ったと言える。
仮想通貨政策に新たな一手、ロシアが改革に動く
ロシアを拠点とする政策専門家がCoinDeskに対して報告したところによると、ロシア連邦議会下院(通称:国家ドゥーマ)は現地時間7月30日に2つの暗号資産(仮想通貨)関連法を可決した。ロシアの国営国内通信社リアノーボスチ(Ria Novosti)も報じている。
これによりロシアでは2024年11月1日から、仮想通貨のマイニングが合法化される。
仮想通貨業界に厳しい姿勢をとってきた同国の姿勢を、大きく転換させるものと言えるかもしれない。
NFT仮想通貨Leader編集部
デジタル開発省に登録された法人や個人の起業家はマイニングに従事することができるが、登録されていない者は、エネルギー消費量の制限を超えない場合にのみマイニングリグを操作することが許される。
合法化されるとはいえ、ロシアの当局の管轄下に置かれることになる。
マイニング事業の監視は、ロシア中央銀行が主導的な立場をとり、ほかにも複数の機関が分業して行うという。
NFT仮想通貨Leader編集部
権限を付与された機関および中央銀行は、ロシアの財政が安定を維持できるようにするため、デジタル通貨による取引の禁止または制限を導入する権利を有する。
また、今回の法律により、暗号資産の宣伝や無制限に他者へ提供することも禁止されることになる。
各国の経済制裁やサービス利用からの締め出しにより、流動性に欠け、滞っているとされているロシア経済。
仮想通貨政策にてこ入れしたことで、そうした厳しい状況の緩和をねらっているのだろうか。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>coindeskjapan