この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ブラジル政府が2億1400万人以上の国民に対して、デジタルIDを提供することを発表。
- IDにはブロックチェーン技術が用いられ、11月6日までにすべての州で利用可能に。
- IDを提供することにより、組織的犯罪への対応強化と行政サービスの円滑化が期待できる。
ブロックチェーン活用、ブラジルの国家IDプロジェクトついにリリースへ
ブラジル政府の発表によると、2億1400万人以上の国民がブロックチェーン技術を用いたデジタルIDを利用することがわかった。
ブラジルがここ数年取り組んできた国家IDプロジェクトがついにリリースされる。
デジタルIDは国内すべて約30の州で使えるもので、非常に大掛かりな計画だった。
dai06
9月25日の発表によれば、11月6日までに国内全ての州でブロックチェーン技術を通じた身分証明書を発行できるようになるとのことだ。
Serproの社長であるアレクサンドレ・アモリム氏によれば、ブロックチェーンの不変性と分散性が、デジタルIDプロジェクトのために欠かせない要素であるという。
情報の適切な管理・運用のために、世界中でブロックチェーンの活用が進んでいる。
そのなかでもブラジルの取り組みは先進的かつ大規模なものと言えるだろう。
dai06
ブラジル政府によれば、この国家IDプロジェクトは組織的犯罪への対応を強化する目的があるという。さらに、政府が連携してサービスへアクセスしやすくし、行政記録を合理化できる。
日々の利便性の向上だけでなく、治安の強化にも役立つかもしれないブラジルの試み。
CBDC「Drex」の準備もすすむなか、同国の取り組みは仮想通貨業界のみならず、世界の政府機関の注目を集めることになりそうだ。
dai06
<参考元>cointelegraph