- NFTマーケットプレイスのOpenSeaが、期間限定の手数料無料を発表。
- 成長著しいライバル、Blurとの駆け引きを意識していると思われる。
- OpenSeaはクリエイターの囲い込みを重視し、Blurはこれを回避しようとしている。
OpenSea VS Blur、ロイヤリティの取り扱いで異なるスタンス
人気NFTマーケットプレイスのOpenSeaは2月17日、手数料を一時的に撤廃すると発表、手数料無料を掲げて人気を集めているBlurとのシェア争いを過熱させた。
Blurは以前よりOpenSeaの対抗馬として注目されていたが、14日のBlurのネイティブトークンがリリースされたことでそれは確定的なものに。翌15日の取引高は、これまでNFTマーケットプレイスでは最大手とされていたOpenSeaを上回ったという。
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また、クリエイターへのロイヤリティ支払いを尊重しないマーケットプレイスに対するブロックリストを調整し、同じポリシーを持つマーケットプレイスでのNFT販売を可能にした。これにはBlurも含まれると明記し、「彼らが約束を果たすこと」で、クリエイターがロイヤリティを手にするために、2つのプラットフォームのどちらかを選ばざるを得ないことはなくなると述べた。
マーケットプレイス間を行き来するNFT作品と人々の興味。各マーケットプレイスはその引き留めに躍起だ。
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1月、Blurはこのツールの回避策を見つけ、OpenSeaでのロイヤリティをBlurでも維持できるようにしたと伝えられた。15日、BlurはNFTクリエイターに向けてブログを公開し、自社プラットフォームとOpenSeaのロイヤリティ支払いについての違いを解説し、自社プラットフォームでロイヤリティを完全に徴収するためにOpenSeaをブロックするよう推奨した。
仮想通貨市場は低迷している印象にあるが、依然としてNFYやメタバースなどを含めたWeb3全体への関心は非常に強いと言える。
今後もそれぞれの立ち位置・売りを意識した、激しい競争が続くかもしれない。
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<参考元>coindeskjapan