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FBI潜入捜査官がランサムウェア集団「Hive」解体、多額の資産と顧客救出か

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. 26日、FBI長官がランサムウェア集団「Hive」を解体したと発表。
  2. 昨年7月以降、潜入捜査官が被害者の1,300以上の複合鍵を回収。
  3. 1億3000万ドル以上の支払いを阻止し、被害の実態を明らかにした。

FBI半年がかりの成果報告、ランサムウェアの支払い1億3000万ドル分阻止

米国連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は26日、仮想通貨ランサムウェア集団「Hive」を解体したことを明らかにした。

同氏は、この作戦により2022年7月以降、被害者のために1,300以上の復号鍵を回収し、ランサムウェアの支払い1億3,000万ドルを防いだと主張した。

FBIは水面下でランサムウェア集団に対する取り締まりを続けている。今回の発表はその成果のなかでも、かなり大きなものだろう。

救出した事例としては、ルイジアナ州の病院に対してのランサムウェア攻撃と、300万ドルもの身代金の支払いをあげた。

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Hiveは2022年7月以降、潜入捜査官が捜査していた。レイ氏が語ったように、FBIはHiveのコントロールパネルに「密かに、持続的に」アクセスできるようになり、Hiveに知られないように被害者の資産やロックされたデバイスを回収する手助けを行っていた。

後追いが続く仮想通貨がらみの犯罪だが、今回の事例のように早期の救出、犯罪の拠点の解体はかなりポジティブなニュースと言えるだろう。

もっとも、今後もHiveが復活しないとも限らないため、当局には今回の事例も踏まえた対抗策の確立が求められる。

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「残念ながら、この7ヶ月の間に、Hiveの被害者の約20%しか法執行機関に問題を報告していないことが判明した。ここでは、幸いにも、報告されなかった多くの被害者を特定し、支援できた。しかし、常にそうであるとは限らない。被害者が我々に攻撃を報告してくれれば、我々は彼らを、そして他の人たちをも助けることができるのだ<

ランサムウェア攻撃による被害の報告は、その企業・組織らの名前に傷をつける可能性があるなどの理由から、当局に報告されていないことが多い。

ただ、当局と被害者の連携があって初めて、解決に向かう事件もあるだろう。FBIは今回のように救出の成功事例をあげることで、協力姿勢を求めている。

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<参考元>cointelegraph