この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 一部識者の間で「エルサルバドルはビットコインの実験場」と批判されている。
- 同国のブケレ大統領は、いずれ既存の法定通貨がお役御免になると反論。
- エルサルバドルが金融革命の火付け役になるとも主張した。
エルサルバドルは火付け役に、ブケレ大統領が信念強調
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は23日、ツイッターへの投稿で、ビットコイン(BTC)の優位性に対する同大統領の信念を改めて強調した上で、今度は、(BTC)が広く浸透した暁には、「法定通貨はお役ご免となる」と述べた。
エルサルバドルがビットコインを法定通貨に定めたことは、仮想通貨業界のみならず世界の金融が注目した。
そこには懐疑的な見方もあり、「エルサルバドルはビットコインの実験場」との意見も。
dai06
イングランド銀行(英国の中央銀行)のアンドリュー・ベイリー総裁は、 最近出席したケンブリッジ大学の学友会での講演で、変動が激しいBTCを法定通貨として導入するというエルサルバドルの決定について懸念を表明している。
法定通貨は、普遍的な価値を持ってこそ機能するものと考える人は実際のところ多いだろう。
革新的で意味があること試みであっても、そこに巻き込まれる人・企業・経済を憂う専門家は少なくないのかもしれない。
dai06
しかし、ブケレ大統領は同総裁の批判に対し、世界はエルサルバドルを「ビットコインの実験場」とみなしているが、エルサルバドル経済は、ビットコインの大量導入によって変革しつつあると反発しており、さらに法定通貨がBTCの優位性と比較してもはや金融システムの要因でははなくなったとき、エルサルバドルは実際の金融革命の始まりの火付け役と見なされるだろうと主張した。
批判が集まってもブケレ大統領は、ビットコインを法定通貨として機能させる施策を推し進めてきた。
批判にも真っ向から立ち向かい、今後も独自路線を貫くかまえだ。
dai06
<参考元>COINTELEGRAPH