- Z世代はデジタルを当たり前に受け入れており、仮想通貨への投資にも嫌悪感が少ない。
- ある調査では3人中2人が、仮想通貨が自分をミリオネアにしてくれると考えているという。
- Z世代は上の世代に比べて将来への不安が大きく、利益を急ぐ傾向にあるという。
Z世代「仮想通貨でミリオネアになれる」、注目の調査結果が発表
Z世代の多くは暗号資産（仮想通貨）が自分たちをミリオネアにしてくれると考えていることがEngine Insightsの最新調査で分かった。 「上の世代に比べ、この世代は”全てがデジタル”という状態を受け入れ慣れています」と専門家はInsiderに語った。
「Z世代」は、1990年代後半から2000年代にかけて生まれた世代を指す言葉。彼らはデジタルネイティブと呼ばれる世代とも重なっており、幼少のころからインターネットにふれられた世代だ。
彼らは自分たちより上の世代に比べて、社会に対して言い知れぬ不安や停滞感を抱えていることも多い。
dai06
投資家たちが一攫千金の夢を抱いて仮想通貨に殺到するのも当然だ。中でも、Z世代の投資家は仮想通貨が自分たちをミリオネアにしてくれると考えていることが調査・データ分析会社Engine Insightsの最新調査で分かった。
Z世代の回答者の59%は、仮想通貨に投資することで自分たちが裕福になれると信じているという。
社会や将来への不安を打破するべく、『仮想通貨で一攫千金…』と考える人も一定数いそうだ。
特に情報の発信手段が多様化する現代では、非常にセンセーショナルな形で発信されることも少なくない。良い方向にも悪い方向にも心が揺さぶられ、その結果として仮想通貨に夢を抱く層がいたとしても不思議ではないだろう。
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「この世代は借金と財政に大きな不安を抱えています」
これは高騰する不動産から大学教育の費用までさまざまな要素が重なり合ったせいだろうと、シーハン氏は話している。不換紙幣（フィアット通貨）の弱体化がニュースを独占する中で、インフレも仮想通貨の訴求力を高めるばかりだ。
「彼らは、自分たちにとって経済的なことは全てこれまでの世代よりも困難だと感じているのです」とシーハン氏は言う。
Z世代の彼らがどう行動するかは、もちろん本人たちの自由だろう。
ただ、そうした世代を悪意を持ってねらう存在がいることも事実であり、個々人で注意することはもちろんのこと、当局が保護する仕組みはやはり必要なのかもしれない。
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＜参考元＞BUSINESS INSIDER
