この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 東北最大級のデータベースを運営している「青い森クラウドベース」が民事再生手続きを申請。
- 負債金額は約27億円で、事業を継続しながらスポンサー探しと承継先を探す。
- 東北の冷涼な気候を見込まれ六ケ所村に誘致されたが、仮想通貨流出事件などの影響尾受け顧客獲得が難航していた。
2016年1月以降赤字続き、青い森クラウドベースが民事再生へ
青森県六ケ所村のむつ小川原開発地区で東北最大規模のデータセンターを運営する「青い森クラウドベース」(弘前市、長内睦郎社長)が2日、東京地裁に民事再生手続き開始を申し立て、同日、保全、監督命令を受けた。
データセンターは広い敷地はもちろんのこと、熱を持つサーバーを冷やす環境が必要になる。
六ケ所村の誘致も、「外気冷房」や「雪氷冷房」などの土地柄を活かした運営が可能であるゆえに決まったものだったのだが…。
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しかしデータセンター開設後、有望な顧客と見込んでいた暗号資産(仮想通貨)関連業界が仮想通貨流出事件で縮小するなどし思うように顧客を獲得できず、16年1月の稼働以来赤字経営が続き、資金繰りに窮していた。
この1年の間もスポンサーを探してきたそうだが見つかっていないとのこと。ただ、民事再生手続き中も事業継続とスポンサー探しを継続するようだ。
現在約50の団体のデータを管理しているとのことだがサービス面への影響はなく、従業員の雇用も継続するという。
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同社は事業を承継するスポンサーを入札により募集する方針で、東京地裁への事業再生計画案の提出期限である今年6月1日までに承継先を選定したい考え。
あと約3カ月。
非常に期待をかけられていただけに今回の決定は残念だが、なんとか引き継ぎ先が見つかってほしいものだ。
dai06
ソース元https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00000010-webtoo-l02