「Nexo(ネクソ)」は仮想通貨とブロックチェーン技術を使ったローンプラットフォームです。
2018年第四半期以降から、ローン市場は特に急成長を遂げているといわれています。
「Nexo(ネクソ)」の概要
通貨名/通貨単位 | Nexo/NEXO |
公開日 | 2017年10月 |
最大発行数 | 1,000,000,000NEXO |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | http://nexo.io/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/NexoFinance |
公式テレグラム | https://t.me/nexofinance |
購入可能取引所 | Allbit,Bancor Network,Bitbns,Bitrue |
「Nexo」は仮想通貨を利用したローンサービスを提供するプラットフォームです。
仮想通貨を担保にして法定通貨を融資してもらえるサービスで、対応する法定通貨は45種類以上と非常に豊富。
公開から約1年ですでに5億ドルの融資を行ったともいわれており、利用しているアクティブユーザーは20万人を超えています。
プロジェクトを発足したCredissimo(クレディッシモ)はヨーロッパの大手フィンテックグループとして10年以上の経歴を持ちます。
ヨーロッパのオンライン消費者融資部門におけるマーケットリーダーという立ち位置で、こちらもeコマース事業における融資や支払い請求サービスの独自サービスを提供しています。
今回はそんな「Nexo」について具体的にご紹介していきたいと思います。
「Nexo(ネクソ)」の特徴
仮想通貨を担保にした法定通貨融資
仮想通貨を用いたローンサービスは、実は他にもいくつか存在します。
従来のサービスは仮想通貨の売却権利を担保に、別の仮想通貨や法定通貨を融資するというものが主流でした。
しかしこの手法は、貸し手となる側が減少傾向にあることと、それに伴って借り手側も減少傾向にあることが分かっています。
この理由としては仮想通貨の売却をすることによって得られる売買差益(キャピタルゲイン)を、借りる側はあきらめなくてはなりません。
そうなってしまうと新たに別の仮想通貨を購入する際、価格が上がっているときに購入することを辞めなくてはならない場合も出てきます。
「Nexo」は仮想通貨の売却ではなく、その通貨の現状・未来の価値を担保にして融資を行うローンサービスです。
そのため利用者は保有している仮想通貨を手元に残したまま融資を受けることができ、所持している仮想通貨の価格が上昇していれば売却してキャピタルゲインを受け取ることもできます。
貸手と借手のマッチングの仕組み
「Nexo」によって融資できる法定通貨はすでに45種類を超えており、担保となる仮想通貨は下記の6種類です。
・Bitcoin(BTC)
・Ethereum(ETH)
・Nexo(NEXO)
・Ripple(XRP)
・Binancecoin(BNB)
・Litecoin(LTC)
「Nexo」では貸手と借手をマッチングする際、貸手が資金を集めた後で貸し出しするという方法をとっています。
一方借り手は融資を受け取る際、自身のウォレットに担保となる仮想通貨が存在することを証明する必要があります。
借り手側は「Nexo」の用意している専用のウォレットに仮想通貨を入金すると、適切な貸し手とマッチングするという仕組みです。
マッチングが完了したあとの処理は非常にスムーズで、担保となった仮想通貨が信用審査や申込書の代わりになります。
そのためマッチングが完了した時点で新たに手続きをする必要がなく、即時法定通貨を借り手に送金することができます。
優待サービス「Earn Interest」
「Nexo」では一部のステーブルコインをNexoウォレットに預けることで金利を受け取ることができる「Earn Interest」という優待サービスも提供しています。
年間最大6.5%の利回りで資産運用ができ、預けた1日目から利息を受け取ることができるのが特徴です。
また最低金額の設定や手数料などもなく、利息を受け取っていなければ利用者が引き出したいときすぐに引き出すことができます。
また、NEXOトークンの保有者には基本配当とは別にロイヤル配当という仕組みもあります。
通常の基本配当はトークンの保有率に応じた配当金が支払われ、ロイヤル配当はウォレットに保管してある期間に応じて支払われる配当金です。
利用者に利益を出す多くの仕組みは、それだけ多くの利用者の参入を期待できます。
「Nexo(ネクソ)」まとめ
今回は仮想通貨をつかったローンサービスプラットフォーム「Nexo」をご紹介させていただきました。
仮想通貨を担保にするというアイデアは革新的ですし、今後どんどん普及していきそうですね。
「Nexo」が今後どんな展開を行っていくのか、とても楽しみです。