この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ブロックチェーン分析企業のエリプティックとマサチューセッツ工科大学がビットコインのトランザクションで連携。
- 20万3769ビットコイン(約6417億6300万円)を機械学習ソフトを用いてノードトランザクションを分類。
- うち2%が違法、21%が合法、77%が未分類になったという。
MITのAIラボによるBTCトランザクション、違法性を判断
MITのIBMワトソンAIラボ(MIT-IBM Watson AI Lab)の研究者らが実施したこの研究は、機械学習ソフトウエアを用いて、合計約60億ドル(約6417億6300万円)に相当する、20万3769のビットコインノードトランザクションを分類した。
研究はブロックチェーン分析企業のエリプティックとの連携で行われた。
エリプティックはマネーロンダリングを検知するサービスも展開している。
dai06
既知の組織とノードとの関連を検証した結果、約20万のビットコイントランザクションの内、わずか2%のみが違法と見なされた。また、21%は合法と認定されたものの、トランザクションの大半に当たる約77%は、未分類のままとなった。
この2%という結果だが、同じく分析企業であるチェイナリシスの研究結果と同じだという。
dai06
エリプティック共同創業者 トム・ロビンソン
「コンプライアンスにおける大きな問題は、一般的に、誤検知です。この研究において重要なのは、誤検知の数を最小限にすることです」
検知の正確性が高まれば、仮想通貨の違法利用を最小限に抑えることができる。
マネーロンダリングもそうだが、多額の仮想通貨流出、違法な製品(薬物・武器等)の購入に関しても、今よりぐっとクリアになり取り締まりを行えるようになるだろう。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/16369/