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「Universe(ユニバーサー)」は仮想通貨が抱える様々な問題を解決し、仮想通貨が決済手段として様々な事業に利用されていく環境作りを行うプロジェクトです。
「Universe(ユニバース)」の概要
通貨名/通貨単位 | /UNI |
公開日 | 2017年3月 |
最大発行数 | 78,888,534 UNI |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | http://unicoin.pw/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/Unicoin_UNI |
公式テレグラム | |
購入可能取引所 | Crex24,YoBit,BTC-Alpha,Graviex |
「Universe(ユニバース)」はビットコインや抱えるスケーラビリティー問題や、イーサリアムのスマートコントラクト技術をより改善するためのプロジェクトとして発足されました。
具体的にはトランザクション処理の効率化、ハイスピード、手数料の安さを安定して供給し、将来的には決済や銀行などでの利用を目的としています。
完全に分散化された状態で、ビットコインよりも低コストかつ安定したトランザクション性能を持つことで、仮想通貨を決済利用する上で他の通貨よりもより有利になるとしています。
プロジェクトが開始されてから一年以上が経過しているので、その現状も踏まえてご紹介していきたいと思います。
「Universer(ユニバース)」の特徴
ほとんどのスペックにおいてビットコインを上回る
公式でもかなり意識しているのか、ビットコインの性能を上回る仮想通貨として様々な媒体で紹介されています。
「Universe」はもともとは仮想通貨としてではなく、スマートコントラクト技術を用いた分散型の契約システムとして開発された経緯があります。
そのためビットコインと比べると、下記の点で優位性があります。
・約1000倍のブロックチェーン処理
「Universe」のブロックチェーン処理速度は公式サイトによるとビットコインの約1000倍にもなるといいます。
これはそれだけ多くのトランザクションに耐えられる強固な処理能力を持ち、利用者が増えたことによって処理速度などが低下するスケーラビリティ対策がされていると言う事でもあります。
・約100倍のトランザクションスピード
公式によると「Universe」はビットコインのトランザクションスピードの約100倍で取引を行うことができるとしています。
取引スピードが上がれば、それだけ決済や銀行等での利用も視野に入ります。
・カスタマイズが可能なブロックチェーン
「Universe」のブロックチェーンは、利用者がそれぞれカスタマイズできるように設計されています。
多様性のあるブロックチェーンは様々な事業に導入される可能性を秘めています。
・低コスト
ビットコインよりも低コストで運用できる「Universe」は、様々なシーンの決済に向いています。
特に多額取引などではより有利に働きます。
エスクローを用いて、資産取引を安全に
エスクローとは取引を行うプラットフォーム上において、運営側が一時的にお金を預かり、契約の成立が認められた際に場合に資金を移動する手法です。
近年増えてきているクラウドソーシングなどで良く見られる仕組みで、依頼者が仕事を受注する人の報酬を運営会社に一度預け、依頼が遂行されたときに報酬を支払うと言う形で導入されています。
仕事を受注する側は報酬が支払われないと言うリスクを減らすことができ、依頼する側は仕事が完了した場合のみ支払いを完了することができます。
しかし本来このエスクローという仕組みは、中央管理者がいて成り立つものであり、非中央集権型のプラットフォームに導入する事は難しいとされていました。
「Universe」 では、ブロックチェーンと自動的に契約の履行を行うスマートコントラクトを用いて、分散型のプラットフォーム上でこれを可能にしています。
その他の展開
「Universe」ではここまで説明した特徴を用いて、下記のような展開を行っています。
・不動産のトークン化、および取引、管理
・銀行システムと連携可能にするためのシステムチューニング
・仮想通貨の請求書をブロックチェーン上に構築
これらの試みがが本格的に始まれば、通貨として「Universer」が利用しやすくなりそうです。
「Universe(ユニバース)」まとめ
今回はビットコインより優れた仮想通貨を目指すプロジェクト「Universe」をご紹介しました。
似たコンセプトのプロジェクトが多数存在するので、今後どのような形で他のプロジェクトと差別化を図っていくのかが重要になりそうです。
今後の展開に注目したいですね。