「Melon(メロン)」はデジタル資産の効率のよい管理を行うためのプラットフォームです。
既存のデジタル資産の様々な課題に対するソリューションを提供します。
「Melon(メロン)」の概要
通貨名/通貨単位 | Melon/MLN |
公開日 | 2016年8月 |
最大発行数 | – |
ホワイトペーパー | https://github.com/melonproject/paper/blob/master/melonprotocol.pdf |
公式サイト | https://melonport.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/melonport |
公式テレグラム | https://t.me/melonport |
購入可能取引所 | Bittrex,HitBTC |
「Melon(メロン)」はデジタル資産を効率よく管理できるプラットフォームを提供するプロジェクトです。
仮想通貨をはじめとするデジタル資産は、ここ数年でその重要性と価値が高まりました。そんな中、どのように資産管理を行うのかというのは非常に重要なテーマと言えます。
「Melon」ではより公正な方法で管理を行うため、取引を行う当事者同士が対話することができるソフトウェアを開発しようとしています。
これは通信環境や通貨保有量、または課金によって差異が生まれないような仕組みになっていて、非常に公平です。
2018年1月に発生したコインチェックのNEM流出事件から、高い安全性を持つ管理法の需要は高まっていて、そんな業界のニーズに応えることができるプロジェクトだと言えます。
「Melon(メロン)」の特徴
イーサリアムベースの仮想通貨
「Melon」はイーサリアムベースのブロックチェーンプロコトルである、独自トークンMLNはERC20に準拠しています。
イーサリアムは契約を自動的に履行するスマートコントラクトで有名ですが、「Melon」でもこのスマートコントラクトという仕組みを使って取引契約を処理しています。
従来の支払いで公正な取引を行うためには、両者の契約を第三者(サービスなど)が仲介に入る必要がありました。
しかし契約を信頼できるシステムによって自動化できれば、契約処理の際に発生する仲介手数料が一切かかりません。
また「Melon」のブロックチェーンプロコトルはMelonport(メロンポート)という会社が管理・提供しています。
非中央集権的な管理がされている分散型プラットフォームでは、自由なデジタル資産管理方法を利用者自身が設定し、管理・投資を行うことが出来ます。
ポートフォリオの作成を行う
「Melon」のプロコトル上では、下記の三種類のデジタル資産を組み合わせたファンドを構築しています。
・一般資産(非担保資産)…希少性を保つことで価値が発生するデジタル資産。
・担保用資産…実際の資産(不動産、金など)を担保にして価値の裏付けをしているデジタル資産。
・デリバティブ…別のデジタル資産の価値を共有するデジタル資産。上記二つのハイブリッド資産。
これら三つのデジタル資産を組み合わせて、誰でも自由にポートフォリオを作成することが出来ます。
さらにこれらを組み合わせたファンドを作ってポートフォリオマネージャーになることもできます。
ポートフォリオマネージャーになると管理コスト、システムのパフォーマンスコストを報酬として受け取ることが可能になります。
MLNトークンの活用法
「Melon」が発行するMLNトークンは、支払い時に必要となる決済手段の代替通貨として利用されます。
また、通貨の保有が自体がプラットフォームの利用権にもなっており、トークンアドレスによってアクセスを制限しています。
「Melon」にアクセスする際に必要となるMLNトークンは、Multichain fund(マルチチェーンファンド)というスマートコントラクトを利用しています。
トークンの発行数は公開時に1,250,000 MLNが発行され、その後徐々に増えていくのですが、増加した分はMelonプロトコルの開発・管理に協力した人達へ再分配されます。
「Melon(メロン)」まとめ
今回は効率のよいデジタル管理体制を整える「Melon」をご紹介してきました。
仮想通貨の価値が暴落してしばらく経ちますが、現在でも仮想通貨の管理に関するプロジェクトは世界中で高い需要があります。
気になった方は公式サイトやSNSで是非チェックしてみてください。