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「Particl(パーティクル)」は従来のプライバシー保護システムをさらに強固にするコンフィデンシャルトランザクションを可能にする分散型プラットフォームです。
独自トークンPARTは公開からすぐに価格が上がり、最大で1PART/50USDを記録しました。
「Particl(パーティクル)」の概要
通貨名/通貨単位 | Particl/PART |
公開日 | 2017年2月 |
発行数 | 9,065,480 PART |
ホワイトペーパー | https://github.com/particl/whitepaper/blob/master/decentralized-private-marketplace-draft-0.1.pdf |
公式サイト | https://particl.io/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/particlproject |
購入可能取引所 | Bittrex,UPbit,LiteBit.eu |
「Particl(パーティクル)」は強固なプライバシー保護に守られた取引を提供する分散型プラットフォームです。
「Particl」の取引はコンフィデンシャルトランザクションと呼ばれ、商取引・個人取引問わず利用者の取引データを保護します。
高い匿名性とデータ管理による強固なプライバシー保護は決済だけではなく、取引の際に行われるメッセージのやり取りにも適用されています。
これにより、「Particl」を利用すれば取引の決済工程の全てがプラットフォーム上で完結するんですね。
では実際にどのような仕組みでこれらの取引システムを構築しているのかをご紹介していきたいと思います。
「Particl(パーティクル)」の特徴
Ring Signature(リング署名)による取引
「Particl」の取引では「Ring Signature(リング署名)」という方式がとられています。
このリング署名は、複数存在するパブリックキー(公開鍵)とプライバシーキー(秘密鍵)を用いて、実際にどのキーが使われているのかの特定を防ぐと言う方式です。
傍から見ればどのようにして資産にアクセスしているのかが分からず、実際に使用されたキーを特定することはほぼ不可能と言われています。
これは「Particl」の前進通貨である「ShadowCash(シャドウキャッシュ)」から引き継がれたシステムであり、「ShadowCash」もまた高いプライバシー性能を評価されていたプロジェクトでした。
コンフィデンシャルトランザクション
「Particl」の特徴であるコンフィデンシャルトランザクションは、取引に参加した人のみに取引金額が明かされると言うものです。
システムのデータ処理などを分散して自動化することで、中央管理者が必要なくシステム全体が非常に公平に機能しています。
ブロックチェーンによって暗号化されて記録されるトランザクションデータはプラットフォーム内のDSNにも保管されます。
解読の難しいこの仕組みによって、複数のトランザクション全てが常に守られている状態になります。
マーケットプライスを提供
「Particl」では個人・法人問わず、誰でも自由に参加することが出来るマーケットプレイス(電子商取引プラットフォーム)を提供しています。
このマーケットプレイスでは、高い匿名性を備えたセキュリティシステムを構築し、安全な取引と、それ際に用いられるチャットシステムを監視しています。
これによって決済やメッセージのやり取りでその都度専用の媒体を用意する必要がなく、全てこのプラットフォーム内で完結します。
他にも同様のセキュリティ性能を持った派生プラットフォーム構築を今後も行っていくとしており、具体的な発表が待たれています。
「Particl(パーティクル)」まとめ
今回は分散型プラットフォームとコンフィデンシャルトランザクションを提供する「Particl」をご紹介してきました。
こう言った安全で公平なプラットフォームは今後も増えてきそうですね。
今後どのような展開をしていくのか非常に楽しみなプロジェクトです。