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「Groestlcoin(グロイストルコイン)」スピーディで匿名性の高い取引を提供する仮想通貨プロジェクト!

この記事は、湯本からの投稿です。

「Groestlcoin(グロイストルコイン)」はスピーディでプライベートな取引を可能にし、低い手数料を維持するために開発された仮想通貨です。

公開されたのが2014年3月と、仮想通貨の中でも非常に長い歴史を持つ仮想通貨と言えます。

「Groestlcoin(グロイストルコイン)」の概要

通貨名/通貨単位Groestlcoin/DCT
公開日2014年3月22日
発行数105,000,000GRS
ホワイトペーパーhttp://www.groestl.info/groestl-implementation-guide.pdf
公式サイトhttp://www.groestlcoin.org/
公式ツイッターhttps://twitter.com/groestlcointeam
購入可能取引所Binance,Bitbns,Bittrex,Bittylicious,Coinbit,CoinExchange,CryptoBridge,Cryptopia,Huobi,LiteBit.eu,Livecoin,Neraex,OOOBTC,Sistemkoin,Trade Satoshi,Upbit

「Groestlcoin(グロイストルコイン)」はネット上で利用できる新たな支払い手段となるために開発された仮想通貨です。

スピーディで安全性と匿名性の高い取引が可能になり、なおかつ低い手数料で利用することができます。

公開されたのが2014年3月と比較的古い仮想通貨でもあり、あの歴史が長いと言われるイーサリアムとほぼ同期(2014年1月公開)です。

正式にローンチされてからブロックチェーンのみならず様々な新しいテクノロジーに焦点を当て、「Segwit(セグウィット)」と「Lightning Network(ライト二ングネットワーク)」を初めて導入した仮想通貨でもあります。

プライバシーに配慮された設計と、ほぼゼロと言える安価な手数料で人気となり、3か月ごとの主要なプロダクトを更新しつつ現在も細かいアップグレードを行っています。

「Groestlcoin(グロイストルコイン)」の特徴

ASIC耐性を持つ仮想通貨

ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨は、電力を使って膨大な量の計算を行うことでマイニングを行います

仮想通貨のほとんどは採掘されるたびにコストが高くなり、なおかつ特定用途向けの集積回路(ASIC)使ったマイニングしかできないため、時が経つにつれマイニング自体が集中化してしまうという問題を抱えています。

「Groestlcoin」はこう言ったマイニングの不公平さを払しょくし、コインの集中化を防止するためGPUでマイニングすることが可能になっています。

新規マイナーのハードルを下げて、ASICを使った人たちに実質的なマイニング権を集中させないようにしています。

小さいコストでマイニングが行える

「Groestlcoin」はGPUマイニングGRSアルゴリズムを利用した非常にコストが低い仮想通貨です。

より低い電力で採掘することが可能になっているため、電気料金の差などで発生するマイニングの不公平性を可能な限り平等に保ちます。

コストが安ければ場所を選ばずにマイニングを行うことが可能になるため、一つの国に通貨やマイナーが集中することも防ぎ、なおかつ流動性も安定的に高めます。

よりプライベートなトランザクション

「Groestlcoin」は送金を行う際、送金人の名前を伏せて取引を行うことができます。

ウォレットも高い匿名性とセキュリティ機能を兼ね備えており、送金する際のアドレスを暗号化することで完全なプライベートステルスアドレスとなります。

「Segwit」と「Lightning Network」

「Segwit」と「Lightning Network」は、ブロックチェーンをはじめとする仮想通貨の様々な問題を解決する手段として開発された技術です。

現在は多くの仮想通貨が導入しているものの、「Groestlcoin」は非常に早い段階からその二つを導入しています。

Segwit(セグウィット)

「Segwit」を有効な状態にしておくと、速度を安定させてスピーディな取引ができるようになります。

取引処理を行う際には多くの計算を行いますが、その中からトランザクションに対する署名データを削除することで、独立した署名領域の中で処理を完了させます。

これにより「Segwit」を導入した仮想通貨は、1ブロックごとのトランザクション量が多くなり、たくさんの処理を行っても安定した速度を維持することが可能になっています。

Lightning Network(ライト二ングネットワーク)

「Lightning Network」は小額の支払いを可能にし、なおかつ手数料を減らすことができる仕組みです。

より少額な取引を即時決済することが可能になり、ビットコインなどが導入するとして注目を浴びました。

投資先として見ると…

仮想通貨やプロジェクトとして見ると、ビットコインと並ぶほどのコインであることがわかると思います。

しかし投資先として見ると、正直懸念事項もあります。

知名度が低い

2014年3月と比較的歴史の長い仮想通貨ではあるものの、「Groestlcoin」は知名度がとにかく低いです。

仮想通貨ランキングでは筆者が最後に確認したタイミング(2018年12月現在)で第151位。情報発信をこまめにしているプロジェクトとしてはあまりパッとしません。

古い仮想通貨なのにも関わらずこれだけ知名度が低いのは、それだけ投資家の入れ替わりが激しいということが理由でしょう。

以前は100位以内を切っていたので、もう価格の上昇が見込めないと思っている利用者も多そうですね。

今後の「目的」次第

「Groestlcoin」というプロジェクト自体は行動力があり、その判断も正しいようにも思います。

今後は量子コンピューター耐性なども視野に入れているようですし、仮想通貨の安全性や技術の進歩がある程度落ちついた時に再評価される可能性は秘めています。

「Groestlcoin」の目的は新たな決済手段となることですが、ビットコインのように知名度がなければそもそも成り立たないでしょう。

仮想通貨の進化が緩やかになったとき、新たに明確な目的を設定したり、今後の展望を明確に示すことが価格上昇のカギになるかとも思います。

「Groestlcoin(グロイストルコイン)」まとめ

今回は「Groestlcoin」についてご紹介してきました。
投資という観点から見ると現状うまみはありませんが、将来的には再評価されるポテンシャルを秘めているとは思います。

急激な高騰をするような通貨ではないので、投資する方は新たな情報を待つか、長い目でホールドするがいいのかなと感じました。