この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 米証券取引委員会(SEC)は、ボクサーのフロイド・メイウェザー選手を提訴。
- メイウェザー選手は仮想通貨ICOの宣伝において、違法な宣伝を行ったとされる。
- 同選手はすでに罰金の支払いに応じた。SECがICO関連で個人を提訴したのは初。
仮想通貨宣伝のメイウェザー、SECに提訴され罰金支払い
米証券取引委員会(SEC)は29日、業者から支払いを受けた事実を明かさずに「新規仮想通貨公開(ICO)」を宣伝したとして、音楽プロデューサーのDJキャレド氏とボクシングのフロイド・メイウェザー選手を提訴したことを明らかにした。
メイウェザー選手といえば、日本でもよく知られる伝説的なボクサーだ。キャレド氏も著名な歌手と音楽活動をともにする有名人である。
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キャレド氏は2年間、メイウェザー選手は3年間、デジタル通貨などを含む一切の証券の宣伝を控えることに同意した。受け取った金銭をSECに返還し、利息付きの罰金を払うことにも同意したという。
メイウェザー選手はICOの発行業者3社から30万ドルもの金銭を受け取っていた。しかし、その事実を明らかにすることなく宣伝活動を行っていた様子。さらにそのうちの10万ドルは不正なICOを行ったとされるセントラルテック社の10万ドルも含まれている。
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メイウェザー選手はフォロワーに対して同社のICOに参加するよう促し、別のICOをめぐっても、「これからはフロイド『仮想通貨』メイウェザーと呼んでくれ」などと述べていた。
大きな影響力を持つ有名人らが仮想通貨の宣伝に関わる事例は増えている。しかし、ICOの場合は成功するかどうかも定かではなく、その実態も謎に包まれることが多い。そしてそのままICOは失敗し、暗礁に乗り上げるような事例は日本でもあった。
失敗の責任を彼らに押し付けるわけにはいかないが、せめてクリアな状態で宣伝することが必要だろう。
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ソース元https://www.cnn.co.jp/tech/35129454.html