目次
「Apollo Currency(アポロカレンシー)」は世界クラスの開発者や研究者のコミュニティを活用して作られた仮想通貨です。
市場で最も多機能かつ高性能な仮想通貨を作るという目的で作られており、仮想通貨の抱える問題の対策や取引性能の向上を行っています。
「Apollo Currency(アポロカレンシー)」の概要
通貨名/通貨単位 | Apollo Currency/APL |
公開日 | 2018年 |
発行数 | 21,165,096,531APL |
ホワイトペーパー | ー |
公式サイト | https://www.apollocurrency.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/apollocurrency |
購入可能取引所 | AXNET,BITBOX,Idax,CoinBene,BiteBTC |
「Apollo Currency(アポロカレンシー)」は専門家のコミュニティを利用して、市場でもっとも高性能な仮想通貨を作ろうとするプロジェクトです。
専門家コミュニティの中には開発者、研究者、経営者、マーケターなどで構成されており、様々な方面からアプローチをかけて技術的に優れた通貨を作ろうとしています。
開発のリーダーを務めるのは、セキュリティソフト開発で世界的に有名なMcafee Antivirusの創業者であるジョン・マカフィー氏です。
その他にもMicrosoftのブランディング・プロデューサーとして活躍したヴィクトル・コノバロフ氏や、サムスンの研究者として長年務めたカッパー・カズタ氏など実績のあるスタッフばかりで「Apollo Currency」プロジェクトは構成されています。
上場前に通貨を配布するエアドロップも順調で、今後に期待が寄せられる仮想通貨です。
究極のプライバシーを提供
「Apollo Currency」のプライバシー保護は6つの柱によって支えられています。
コインシャフリング
コインシャフリングは、利用者のウォレットに保管されている仮想通貨資産の閲覧データを、ーザー間でシャッフルする仕組み。
これにより資産の流れが第三者にわからなくなり、高い匿名性を維持したまま通貨のやり取りが可能です。
コインシャフリングは利用者が通貨を保管すると即座に行われ、特別な手続きなども必要なく完全に匿名化することができます。
IPマスキング
既存の仮想通貨システムは、ほとんどが完全なプライベートなものとは呼べません。
ほとんどの仮想通貨は利用する際、管理権限を持った一部の人が保管者のIPアドレスにアクセスすることができ、通貨の保管されている場所を明らかにすることができます。
「Apollo Currency」ではIPアドレス自体を保護することでこの現状を打破しようとしています。
複数の保護機能を備えたレイヤーで段階的にIPマキシングを行い、プライベートな仮想通貨やり取りを可能にしています。
トランザクションの暗号化
「Apollo Currency」は、一般的な仮想通貨でも行われている暗号化処理も当然行っています。
ブロックチェーン技術を用いてトランザクションデータを暗号化し、送信者・受信者・送金データを匿名化し、本人以外からのアクセスを一切受け付けません。
また暗号化する前のデータが無くてもトランザクションが正しく行われているかの検証を行うことができるため、一度保管してしまえばほとんどの取引工程を匿名性を維持したまま行うことが可能になっています。
この技術は一切データを開示しないため「ゼロ開示証明」と呼ばれており、これを応用すればローンを組む時やクレジットカードを作る際に、証明書を第三者に一切開示することなく審査などを行えるようになるとしています。
メッセージデータの暗号化
「Apollo Currency」ではメッセージの送受信の際にも暗号化を行っています。
これは利用者の任意で行うことが可能で、一度暗号化されたメッセージは完全に保護された状態でアカウント間を移動することができます。
実際にはメッセージ(テキスト)データだけではなく、添付されたファイルにも暗号化が施されるため、プライベートなデータの移動に向いています。
データベースコインミキシング
トランザクションミキシングシステムという仕組みを利用して、プライベートなトランザクションデータの送信を行うことをデータベースコインミキシングと言います。
送信者・受信者・取引金額のデータを複数に分割し、ワンタイムユースウォレットと呼ばれるデータを一時保管するウォレットへ送信します。
その後ほぼ同時に正規のデータ処理が行われ、正しい処理が完了したのち、ワンタイムユースウォレットに保管されたデータも削除されます。
これにより一時的なデータ追跡のみを可能にし、利用者は特に難しい操作を必要とせずトランザクションの処理を行うことができます。
プライベート元帳
プライベート元帳は匿名ウォレットを構築し、様々なサービスにアクセスするための仕組みです。
この匿名ウォレットは、その匿名性を維持したまま様々なサービスにトランザクションデータを送受信することができ、利用者・利用データ・ノード・ブロックチェーン履歴に一切の情報を開示しません。
12世紀のユースケースを意識した仮想通貨開発
「Apollo Currency」は12世紀のユースケースを意識した仮想通貨開発を行っています。
「Apollo 」投票システム
「Apollo Currency」では独自の投票システムを採用しています。
このシステムでは現状プラットフォーム内のシステム管理権限や世論調査などに使われていますが、公的・私的目的で自由に利用者が自由に作成することも可能です。
将来的には多くの意見を取り入れようとする様々な商品・システム開発などに生かされ、長期的に運用すればするほど大規模なビッグデータを作ることが可能です。
仮想通貨市場だけでなく幅広い分野での応用が期待されています。
分散化ファイルストレージ「Apollo Data Cloud」
「Apollo Currency」の提供する分散化ファイルストレージ「Apollo Data Cloud(アポロデータクラウド)」は利用者が預けたデータを暗号化してブロックチェーン上にアップロードしていきます。
これらのデータは任意で公開設定を設けることが可能になっており、利用権限を持つユーザーであれば自由にダウンロードをすることが可能です。
データに改ざんの行えないタイムスタンプを押すことが可能で、公的な契約や知的財産の所有権を明確化したり、法的文書の管理などにも有効です。
地方分権市場
「Apollo Currency」の提供するマーケットプライスは、ブロックチェーン技術によって分散化されています。
ブロックチェーンに書き込まれたデータは改ざんを行うことができないため、仮想通貨を用いたデジタル商品の取引を安全にし、不正な複製などを行うことができません。
もし購入したとしても誰が購入したかまでは追跡できず、商品の評価なども行えるレビュー機能もついています。
公式サイトでは既存のデジタル商品を専門に扱うサイトよりも安全で、なおかつ同レベルのサービス性があるとしています。
高機能な金融システム
最後に「Apollo Currency」の提供する金融システムを見ていきましょう。
金融システム内には資産の管理を行う仕組みも含まれています。
資産システム
「Apollo Currency」では利用者が自由に資産となるトークンを発行することができます。
発行されたトークンは保有している「Apollo Currency」によって瞬時に裏付けがなされ、自由に売買を行うことが可能です。
取引内容は全てブロックチェーン上で管理されているため全ての取引は利用者の任意で匿名性を維持したまま行うこともできます。
アカウント管理
利用者の資産を守るウォレットなどに紐づいているユーザーアカウントは、複数のグループに区分されながら管理されています。
前述したコインシャフリングだけでなく、区分されたグループそれぞれに投票システムや所有権を明確化するトークンが割り当てられています。
「Apollo Currency(アポロカレンシー)」まとめ
今回は先進的な仮想通貨の仕組みを作ろうとする「Apollo Currency」をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
将来的にどのように使われるかが明確に打ち出されており、公式サイトを見るだけでわくわくするプロジェクトは本当に久しぶりです。
最近は何かしらの分野に特化したプラットフォームが注目を浴びる一方で、こういったかゆい所に手が届くプロジェクトはあまり日の目を見ない印象があります。
投資先として見ても期待値は高いと思うので、気になる方は是非チェックしてみてください。