目次
「SALT(ソルト)」は2017年8月1日に公開された仮想通貨です。
仮想通貨を担保に法定通貨を受けられるようにすることを目的にしたプラットフォームを形成しています。
「SALT(ソルト)」の概要
通貨名/通貨単位 | SALT/SALT |
公開日 | 2017年8月1日 |
発行数 | 120,000,000 SALT |
ホワイトペーパー | https://crushcrypto.com/wp-content/uploads/2017/08/SALT-abstract.pdf |
公式サイト | https://www.saltlending.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/SaltLending |
購入可能取引所 | Binance,LATOKEN,Bittrex,Upbit,ABCC,Binance,Huobi,Liqui, OKEx,Gate.io,Kyber Network,IDEX,Radar Relay, LATOKEN,BITBOX |
「SALT(ソルト)」は「Secured Automated Lending Technology(自動貸付テクノロジー)」の略称であり、法定通貨の融資を受ける際に仮想通貨を担保にすることができるプラットフォームです。
仮想通貨はその裏付けの方法がプロジェクトごとに異なることと、国ごとの規制がバラバラなため信頼性を確保するのが難しいのが現状です。
「SALT」はそんな仮想通貨の現状を打破し、仮想通貨を持っていれば誰でも法定通貨融資を受けることが可能になるような仕組みをつくり、より仮想通貨の資産としての価値を高めようとしています。
現在対応している法定通貨はドル・ユーロ・元などで、これからも増やしていくとしています。
仮想通貨を担保に融資を受けられるプラットフォーム
「SALT」では、プラットフォーム上に専用ウォレット(公式では口座としている)を登録することで、それを担保に法定通貨の融資を受けることが可能になっています。
ウォレット内で担保となった仮想通貨は一時プラットフォーム側に預けられ、ローン形式で返済が完了した後ウォレットに返却されます。
借り手となる利用者はローン形式で返済を行っていきますが、返済タイミングはある程度選択することができ、金利も比較的安価なようです。(実際に融資を受けた人しかわからない仕組み)
融資を受けるためには「SALT」のメンバーシップとして認定される必要があります。
メンバーにはその信用度などからランク付けされ、そのランクによって受けられる融資額や利用額が変わります。
「SALT(ソルト)」の特徴
それでは「SALT」の具体的な特徴をご紹介していきましょう。
市場変動に応じて借入金額を調整
「SALT」ではより返済がスムーズに行われ、安定した融資サービスを提供できるようにさまざまな試みが行われています。
最も特徴的なのが仮想通貨の市場価格に応じて、借入額の調整を行う仕組みです。
「SALT」で担保となる仮想通貨は日々市場価格が変動し、その価値がまだまだ流動的な部分があります。
「SALT」では融資額を決定する際に、仮想通貨の市場価格の変動に伴った借入額の調整を行うことで、よりフェアな融資を可能にしています。
例えば担保となる仮想通貨の価格が上昇した場合、利用者はその都度借入額を上げるかどうかの選択を行うことができます。
逆に担保となる仮想通貨の価格が下落した場合は、返済すべき金額を担保から支払うか、法定通貨で支払うかを選択していきます。
仮想通貨が下落した場合はやや利用者としても重荷になってしまう場合がありますが、逆に上昇した場合に借入額を変更でき、融資プログラムとしては非常にフェアな仕組みと言えます。
貸し手になることもできる!
トークンとして「SALT」を一定数保有している利用者は、プラットフォーム上で「貸し手審査」を受けることが可能になっています。
これにより保有トークンを「借り手」となる別の利用者に貸し付けることができ、当然その際の金利も受け取ることができます。
融資サービスと言えば、運営側が利用者にお金を貸し付けるのみのサービスがほとんどですが、利用者が貸し手となる場合のサポートを行っているという点で非常に独自性のあるプロジェクトだと言えます
キャッシングローンを組むことも可能!
「SALT」ではプラットフォーム上でキャッシングローンを組むことも可能です。
仕組みは融資サービス同様、ブロックチェーン技術を利用した信頼スコアを利用して、借りるたびに審査をする必要はありません。
ローンを受けている最中は返済が行われていないユーザーに対して監視体制を強化することで、安全でなおかつ素早いローンシステムを構築しています。
「SALT(ソルト)」まとめ
今回は仮想通貨を担保にして法定通貨の貸し付けを行うプラットフォーム「SALT」についてご紹介してきました。
国ごとに仮想通貨の規制がもう少し整備されれば、利用対象者が爆発的に増える可能性はありそうです。
需要のある分野でもあるので、ぜひ今後に注目していきたいですね。