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「Aeternity(エターニティ)」は安全で処理速度のはやいスマートコントラクトを用いたプラットフォームです。
「State Channel(ステートチャンネル)」と呼ばれるオフチェーン機能を使って、ブロックチェーン外でもスマートコントラクトを実行することが可能になっています。
「Aeternity(エターニティ)」の概要
通貨名/通貨単位 | Aeternity/AE |
公開日 | 2016年12月19日 |
発行数 | 273,685,830 AE |
ホワイトペーパー | https://aeternity.com/aeternity-blockchain-whitepaper.pdf |
公式サイト | https://www.aeternity.com/ja |
公式ツイッター | ー |
購入可能取引所 | Bithumb,OOOBTC,DragonEX,Gate.io, Binance,ZB.COM,HADAX,LATOKEN,OKEx |
「Aeternity(エターニティ)」は、安全で処理速度の速いスマートコントラクトを用いて運営されるプラットフォームです。
スマートコントラクトだけでなく「State Channel(ステートチャンネル)」と呼ばれる独自のオフチェーン機能を使って処理速度を安定させているという特徴があります。
その特性からスケーラビリティ問題の解決策の一つとしても注目されており、現在スマートコントラクトを使って運用されている有力仮想通貨プラットフォームの新しい競合相手と見る人もいます。
「Aeternity(エターニティ)」の特徴
State Channel(ステートチャンネル)
本来ブロックチェーン上で契約の自動化処理を行っているスマートコントラクトですが、複数の処理をたくさんの場所で行っているため、処理速度が年々低下していくことが問題視されていました。
そのスマートコントラクトの問題点の解決策として「Aeternity」が開発したのが「State Channel(ステートチャンネル)」と呼ばれる独自の機能です。
「State Channel」はブロックチェーンの外側でスマートコントラクトを実行するオフチェーン機能で、ブロックチェーンに負担をかけずに契約の処理を行うことができるため
PoWとPoSを採用したハイブリットな仮想通貨
「Aeternity」は、コンセンサスアルゴリズムとしてProof of Work(PoW)とProof of Stake(PoS)の二つを採用したハイブリットな仮想通貨です。
コンセンサスアルゴリズムはブロックチェーンに書き込む情報を承認するときに用いる技術で、マイニングの際や情報を書き込む際などに承認システムを使い分けることで電力コストを削減することなどが可能です。
「Aeternity」では、このハイブリッドな承認システムを「Cuckoo Cycle(クックーサイクル)」という名称で呼んでいます。
多くの電力を消費せずにマイニングすることが可能になっているため、スマートフォンなどの軽量デバイスでもマイニングに参加することができます。
分散型オラクルマシン
オラクルはブロックチェーンの外側の情報を取得するためのシステムです
通常ブロックチェーン上のデータでスマートコントラクトは実行されますが、「Aeternity」ではオラクルというシステムを使ってオフチェーンでの実行を可能にしています。
単一箇所の処理が行われなかった場合、システム全体が機能をやめてしまう単一障害点というトラブルがあります。
分散化と相性の悪いオラクルは、たいていはこの単一障害店を危惧してブロックチェーンで使われることはありません。
しかし「Aeternity」ではこのオラクルを分散化することで、何らかの不具合で履行が行われないというトラブルを解消することに成功しています。
「Aeternity(エターニティ)」まとめ
今回は高速で安全なスマートコントラクトを持つ「Aeternity」をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
比較的古い仮想通貨プロジェクトながら、ブロックチェーンやスマートコントラクトの抱える問題に早い段階からとりかかっているのは非常に好感が持てますよね。
事実そういった印象は投資家にもしっかり伝わっているようで、価格は仮想通貨ランキング100位圏内を推移しており、すでに人気もあるプロジェクトともいえるでしょう。