- LINEのグループ会社Unblockは、ブロックチェーン関連のスタートアップ企業に投資するファンドを設立。
- 名前は「unblock ventures Limited」で、代表には同グループトップであるイ・ヒウ氏が就任。拠点は香港となる。
- ファンドの規模は11億円で、世界各国を対象とする。投資の対象は各国の規制などのルールを鑑みた上で、検討する模様。
LINEの仮想通貨事業が本格化!世界市場を視野へ
LINEは8月16日、グループ会社のUnblock Corprationが、ブロックチェーン・仮想通貨関連スタートアップのエコシステム発展を目的としたトークンベンチャーファンド「unblock ventures Limited」を設立したと発表した。
「LINE=連絡ツール」のイメージはもはや古いのかもしれない。仮想通貨事業の本格化はこのファンドの設立で加速する。
7月は取引所「BITBOX」も始動させ、世界市場を視野に入れながら動いている。
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なお、同ファンドによる投資はグローバルを対象とし、各国の規制やルールに従いながら投資対象をその都度検討するという。
各国の仮想通貨に対する姿勢は依然としてまちまちだ。そうした状況下でもファンドの設立は後を絶たない。
直近の例で言えば、サッカーの本田圭佑選手がウィル・スミス氏と連携し「ドリーマーズ・ファンド」を設立、規模は110億円を超える。設立時はサイバーエージェントの子会社への出資を明らかにしたが、本田選手は仮想通貨事業にも興味を示しており、今後の参入の布石ともとれる。
これからは、ファンドごとの優位性をアピールできなければ、生き残れない時代もくるのかもしれない。
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同ファンドは香港に設立され、Unblockの代表でもあるイ・ヒウ氏がトップを務めるという。
イ・ヒウ氏はブロックチェーンベースの広告会社「AD4th」の創業者としても知られる。業界をリードする人物であることは間違いなく、LINEも彼の知見を見込んでいることは確かだ。
ちなみに、LINEと似た連絡ツールを展開するカカオも、ブロックチェーン関連企業への投資に積極的だ。今後も各グループのファンドの動きから目が離せない状況が続きそうだ。
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ソース元https://japan.cnet.com/article/35124160/