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第3回目のみなし仮想通貨交換業者は『c0ban』です。
はたして『c0ban』とは、どんな取引所なのか? 今回も興味津々で調査してきました。
では、さっそくその調査結果を報告していきたいと思います。
c0banのスペック
取引所名称 | c0ban |
運営会社 | 株式会社LastRoots |
どこの国の取引所? | 日本 |
設立年月日 | 2016 年6月 |
資本金 | 6,000万円 |
c0banの概要
c0banとは、運営会社である株式会社LastRootsが開発したブロックチェーン技術を活用した仮想通貨で、総発行枚数は8800万枚となっています。
c0banはその名の通り江戸時代の通貨「小判」をモチーフにしており、通貨単位もそれに合わせ「RYO(両)」にしています。
また株式会社LastRootsはブロックチェーン技術の特徴の一つであるマイクロペイメント(少額決済)を活用することで、効率的な広告運用ができると判断し世界で初めて仮想通貨を広告サービスに取り入れた、「こばんちゃんねる」を運営しています。
c0banの取扱通貨及び通貨単位は?
c0banで取り扱っている通貨は1種類です。
取扱通貨 | 通貨単位 |
c0ban(コバン) | RYO |
c0banの良い点ってどんなところ?
その1. シングルサインオンが可能
取引所だけでなく、アプリ、ウェブウォレットなどすべてのサービスが同じIDとパスワードで利用できるいわゆる「シングルサインオン」ができます。
このシングルサインオンで横断的に利用可能なシステムは世界初のことだそうです。
その2. 安心のセキュリティ
大手メガバンク、証券会社と同レベルのセキュリティ診断をクリアしており、マルチシグ(複数の秘密鍵)はもちろん、最も厳格な審査により発行されるSSLサーバ証明書であるEV SSLを取得しています。
c0banの悪い点ってどんなところ?
その1. 取扱通貨が c0ban(コバン)しかない
一種類しか取り扱いがない取引所もめずらしいので、そういった逆の狙いがあるのかもしれませんが、一般的には取扱通貨が色々ある中でユーザーが選べるようにしたほうが需要はあるかと思います。
その2. 取扱量が少ない
取扱通貨がc0ban(コバン)しかありませんので仕方がありませんが、24時間で2,000万円程の出来高しかありません。
おわりに…
以上、第3回目のみなし仮想通貨交換業者『c0ban』の調査報告でしたがいかがでしたでしょうか?
運営会社である株式会社LastRootsの企業方針が取引所事業よりも広告サービス事業を主体にしており、あくまで取引所は広告サービス事業の副産物的な位置付けにしている為、取扱通貨もc0ban(コバン)のみにしているのでは?と推測しました。皆さんはどう思われますでしょうか?
いずれにしても取引所としてもめずらしい、この日本発祥の仮想通貨であるc0ban(コバン)は今後どのようなサービスを提供してくれるのか動向を注目していきたいと思います。