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現在、金融庁が認可し登録されている国内取引所は16社ありますが、まだ認可がおりていない取引所である「みなし仮想通貨交換業者」も16社あります。
そして金融庁が登録申請を受理していれば、普通に営業もできます。
そこで、今回から金融庁の認可待ちである「みなし仮想通貨交換業者」に注目し、それぞれの取引所についてどんな特色があるのだろうか?どんな良い点、悪い点があるのだろうか?と思い調査していくことにしました。
第1回目のみなし仮想通貨交換業者は『みんなのビットコイン』です。
はたして『みんなのビットコイン』とは、どんな取引所なのか?興味津々でワクワクしながら調査してきました。では、さっそくその調査結果を報告していきたいと思います。
みんなのビットコインのスペック
取引所名称 | みんなのビットコイン |
運営会社 | みんなのビットコイン株式会社 |
どこの国の取引所? | 日本 |
設立年月日 | 2016年12月 |
資本金 | 3.9億円 |
みんなのビットコインの概要
運営会社であるみんなのビットコイン株式会社は、既に認可取引所であるQUOINEX(コインエクスチェンジ)を展開する、QUOINE株式会社(コイン株式会社)との間で業務提携を行っています。また、トレイダーズホールディングス株式会社の子会社であり「みんなのFX」で有名なトレイダーズ証券株式会社とも同じグループ子会社です。
みんなのビットコインの取扱通貨及び通貨単位は?
みんなのビットコインで取り扱っている通貨は3種類です。
取扱通貨 | 通貨単位 |
Bitcoin(ビットコイン) | BTC |
Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ) | BCH |
Ethereum(イーサリアム) | ETH |
みんなのビットコインの良い点ってどんなところ?
その1. Ethereum(イーサリアム)のレバレッジ取引が可能
Bitcoin(ビットコイン)のみのレバレッジ取引はよくありますが、ここではBitcoin(ビットコイン)に加え、Ethereum(イーサリアム)のレバレッジ取引ができます。
その2. BTC/JPYの取引手数料が無料
BTC/JPYの取引に関しては無料となっています。それ以外の通貨ペア取引に関しては残念ながら約定金額の0.25%の手数料がかかります。
みんなのビットコインの悪い点ってどんなところ?
その1. 取り扱っている仮想通貨の種類が少ない
例えば業務提携しているQUOINEX(コインエクスチェンジ)では、ビットコインとアルトコイン合計で7種類の仮想通貨が取引できますので、技術的には最低そこまで増やすことはできると思いますが、現状はなんらかの原因で取り扱いを意図的に少なくしているのだろうと思います。
その2. スマホ専用アプリがない
やはり急激な相場変動時にログインに手間取る等の理由でアプリがないのは敬遠されがちです。ここはもっとスマホユーザーを意識した改革を期待したいですね。
おわりに…
以上、第1回目のみなし仮想通貨交換業者『みんなのビットコイン』の調査報告でしたがいかがでしたでしょうか?
まだ金融庁に認可されていないだけで、資本金もそこそこありますしサービス面もほぼ認可されている取引所と変わらないな、というのが率直な感想です。
そうすると、認可される、されないの基準とはいったいなんなのか?と素朴な疑問がわいてきます。
例のcoincheck(コインチェック)はやはりまだ認可されていなかったわけで、金融庁は消費者保護の観点からもその点をもっとわかりやすく公表して欲しいと思います。