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Binance(バイナンス)が法定通貨の扱いを検討している?入金方法が変わる可能性も

この記事は、f4hwap8hiwhaouawさんから寄稿頂きました。

バイナンスのCEOを務めるジャオ・チャンポン氏(通称:CZ)は、バイナンスで法定通貨の扱いを検討しているとのことです。バイナンスは日本円やアメリカドルや中国元などの法定通貨を扱うようになれば、バイナンスのさらなる活性化に期待が見込めるでしょう。ここでは、バイナンスが法定通貨の扱いを検討している理由やメリットなどについて、解説していきます。

バイナンスについて

引用:https://www.binance.com/

バイナンスは世界最大の取引高を誇る仮想通貨取引所で、日本人を含む世界各国の多くの仮想通貨ユーザーが利用している取引所のひとつです。

通常、バイナンスを利用するときは、まずはバイナンスのアカウントと口座を開設して、二段階認証などを設定する必要があります。二段階認証の設定を終えた後、国内取引所でビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を購入して、購入した仮想通貨をバイナンスの口座に送金しなければなりません。

なぜなら、バイナンスは法定通貨をひとつも扱っておらず、バイナンスが扱っている仮想通貨を購入するときは、バイナンスに送金した仮想通貨で購入しなければならないということです。バイナンス自体も取引手数料0.1%と安いですが、バイナンスコインを使った取引を行うことで、取引手数料0.05%に抑えることができます。

Tether(USDT)を扱っているのが魅力

Tetherはアメリカドルの価値と連動しており、1USDが常に1USDTを維持しているのが特徴です。なぜTetherについて触れるのかというと、仮想通貨の特徴である激しい値動きから逃れるための避難先にあります。相場が不安定な仮想通貨ですが、Tetherの場合だと値動きが小さく安定しているので、仮想通貨の中でも利確に適していると言えるでしょう。しかし、逆に考えれば、暴騰の恩恵を受けられない場合もあるということです。

ただし、カウンターパーティーリスクがあり、Tetherの発行元であるLimited社に何かあれば、Tetherの価値や信用が一気に低下する可能性があるというデメリットを持っています。どの仮想通貨や法定通貨でも、メリットとデメリットがあることを理解しましょう。

アルトコインを豊富に扱う

アルトコインを豊富に扱っているのもバイナンスの特徴のひとつです。そのアルトコインの中に草コインも含まれており、その草コインが10倍以上に暴騰する可能性を秘めている場合もあります。ビットコインがどんなに高くても小数点以下で安く購入できますが、それよりも大暴騰の可能性を秘めているアルトコインを購入し、長期売買に持ち込めば稼げる可能性があると言えるでしょう。

バイナンスに仮想通貨が上場したという情報が発信されるだけでも、世界中の仮想通貨ユーザーは上場したばかりの仮想通貨に注目するといっても過言ではありませんし、2018年中にいくつかの仮想通貨が上場することに期待が見込めるということです。

バイナンスが法定通貨を導入するとなにが変わるのか?

バイナンスは現在、仮想通貨しか扱っておりません。しかし、バイナンスのCEOを務めるジャオ・チャンポン氏は、バイナンスで法定通貨の扱いを検討しています。法定通貨とは、国が決済手段として認めている「お金」です。日本の場合は日本円、アメリカはアメリカドル、中国は中国元など、一般的に知られる国の通貨は法定通貨に該当します。

日本の国内取引所で仮想通貨を購入する場合は、日本円を入金して、その日本円で仮想通貨を購入しなければなりません。他の国の取引所も、その国の法定通貨で仮想通貨を購入するというところは日本と同じです。仮にバイナンスが法定通貨の扱いを導入すれば、わざわざ仮想通貨をバイナンスに送金して、その仮想通貨で購入するという手順を踏む必要はありません。

直接法定通貨をバイナンスの口座に入金して、入金した法定通貨で購入すれば良いだけだということです。しかし、バイナンスが法定通貨を導入したとして、なにが変わってくるのかが気になるところでしょう。そこで、バイナンスが法定通貨を導入したらどうなるのかをいくつか挙げて、考察していきます。

サービス拡充のため

バイナンスは仮想通貨同士の取引所として、天井知らずに発展していますが、法定通貨の扱いを検討するのはサービス拡充のためだと思われます。しかし、法定通貨を扱う以上、その国のルールや規制などに従わなければなりません。

情報によれば、バイナンスはマルタの取引所にて、法定通貨で仮想通貨を購入できるサービスを提供するとのことです。マルタは仮想通貨に対して、日本よりフレンドリーとされているので、仮想通貨に関するサービスが他の国々より提供しやすいという一面を持ちます。サービスを本格的に提供するため、バイナンスは本社をマルタに移転したと考えられるでしょう。

メリットが大きいから

各国のルールがどうあれ、法定通貨の取り扱いを導入する場合は、初心者がいきなりバイナンスに参加できることにつながります。仮に法定通貨の取り扱いを導入したら、新規に参入するユーザーが多く見込めるということです。

しかし、新規登録者が増えることによって、バイナンスのサーバーが追い付かず、負担がかかってパンクしてしまう可能性も否定できません。2017年12月末ぐらいに、新規登録者が増え過ぎたのが原因で、新規登録者の募集を一時停止したことがありました。

新規登録者が増えるということは、バイナンスの収益が大きくなるということですが、こういった状況になる可能性があるということです。ちなみに、草コインを多く取り扱う海外取引所であるクリプトピアとコインエクスチェンジも、2017年12月末ぐらいにバイナンスと同じ状況に陥ったことはありましたが、今は改善されているので、問題なく利用できます。

バイナンスが本格的に法定通貨を扱うようになったら

バイナンスが法定通貨の取り扱いを検討している時点で、世界中の仮想通貨ユーザーにとっては大ニュースと言っても過言ではないでしょう。バイナンスが金融庁の警告を受けたので、日本円を取り扱う可能性は低いかもしれませんが、ゼロではないです。

現在の計画によれば、今年中にユーロの預金・引出・取引ができるようにするとのことであります。ユーロだけでなく世界各国の法定通貨の取り扱いを本格的に検討しているので、バイナンスがさらに伸びることに期待が大きいということです。