韓国が仮想通貨取引の摘発を拡大！韓国は仮想通貨を完全に締め出すのだろうか？

この記事は、湯本からの投稿です。

韓国、仮想通貨取引の摘発を拡大

韓国、仮想通貨取引の摘発を拡大

この記事は海外ニュースサイトの情報を引用し翻訳したものです。
引用元はこちら→ https://www.coindesk.com/south-korea-reportedly-expands-crackdown-bitcoin-exchanges/

韓国政府は国内のビットコイン取引の対策を強化している。

1月10日、ロイター通信によると仮想通貨取引所BithumbとCoinoneが10日・11日に警察と税務当局に襲撃（※翻訳では「襲撃」となってしまったのですが、おそらく、ガサ入れのようなもの）されたと報じた。警察と税務当局は先日報道された脱税疑惑の捜査でBithumbとCoinoneを訪れたという。

地元の警察も昨年からすでに捜査を行っていたらしく、Coinoneの従業員たちも捜査に協力しているようだ。

Bithumbの代表はCoinDeskへの電子メールで、彼らが韓国税務当局と接触したことをすでに確認しており「国税庁がBithumbに訪問したのは事実だが、警察に襲われた覚えはない」としている。

これとは別に、韓国の司法省が全国的な仮想通貨取引を本格的に停止するための法案を準備しているともロイター通信は報じた。

韓国の朴相基（パク・サンギ）法相も「バーチャル通貨には大きな懸念があり、司法省は仮想通貨取引を禁止する法案を準備している」と述べている。

このニュースは韓国の金融管理当局による仮想通貨取引所への厳しい対応が拡大する事を示している。今週の初めには韓国の金融情報院と金融監督院がマイナー銀行6社に対してマネーロンダリング対策と顧客の知的財産に関する規制遵守が行われているかどうかの検査を行ったと発表している。

韓国政府は昨年の12月から、仮想通貨取引所での取引量が増えてくる中で匿名取引を規制を強化するという発言を繰り返してきた。

管理人の考察

ここからは、管理人の考察を述べさせて頂きたいと思います。

韓国は、どこまで本気で仮想通貨を規制する？

本気度は高いと考えています。

韓国の朴相基（パク・サンギ）法相が、「仮想通貨を規制する法案」ではなく「仮想通貨取引を禁止する法案」という強い表現を使っている事と、大きな報道になるのは覚悟のうえで大手取引所2社にガサ入れするというインパクト大の行動をとっている事がそれを物語っているのでは無いかと感じています。

やはり、韓国の規制が強まるほど、仮想通貨全体の下落に繋がりますから、仮想通貨取引をする一人のプレイヤーとしては楽観視したい想いなのですが、今回ばかりは深刻なのかなぁっていうのが本音です…。

韓国はどうして仮想通貨を規制したがるの？

仮想通貨が国内で多く流通することは、ウォンの影響力を低下させる事に繋がりかねないと心配なのかもしれませんし、マネーロンダリングなどに仮想通貨が用いられる事も多いので、それを抑制したい想いもあるのかも知れません。

また、自国の通貨（ウォン）で仮想通貨を買うという行為は、仮想通貨を運営する為の肥やしとして自国の通貨が利用されているという事でもあったりします。

つまりは、自分（韓国）が貢いでいる恋人が、若くてイケメンのホスト（仮想通貨）にお金を貢いでいるような構図です。

じゃあ、やっぱり規制を強化した方がいいの？

私は、最終的にプラスにはならないと思います。

将来、世界中で仮想通貨の流通量が増えてきてそれが当たり前になるなかで、韓国だけが規制を強めたら、どうしても、国際社会から置いてけぼりを食ってしまうんじゃないかと思うからです。

万が一、韓国国内の通販サイトでは仮想通貨決済をして仮想通貨を得る事も禁止！！ということにしてしまったら、仮想通貨だったら買い物したかったのに、、、という国外のお客様を撮り逃してしまい、大きな機会損失になってしまう事は間違えないですよね…。

韓国特有の理由も色々あるんじゃ無いかなぁって思います。

韓国特有の、仮想通貨を規制したくなる理由があるのではないか？

経済的にも影響力が高い中国も、規制を強化しているから追随しないといけないんじゃないか？
隣国であり内戦状態の北朝鮮に、韓国国内の仮想通貨が奪われる事態を危惧しているのではないか？
朴槿恵大統領の退任から、韓国民の政府に対する不満は高まっています。そのような中で自国通貨のウォンの影響力を維持しなければならないのではないか？
実は政府内では仮想通貨を多く保有しているかも？（韓国はサムスンの経営に国単位で関与するなど、経済に対して直接関与する例が多くありますから、国民には禁止しても政府は多く保有しているケースも考えられるかなぁって思いました。）