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巨大ダークネット「ヒドラ」、露裁判所が創設者に終身刑言い渡す

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. ダークネット上のマーケットおよび仮想通貨ミキシングサービス「ヒドラ」の創設者が、露裁判所から終身刑を言い渡された。
  2. かつてヒドラはダークネット上の仮想通貨取引全体の80%を占めており、偽造の身分証明書や麻薬なども取引されていた。
  3. 2022年のヒドラ閉鎖後も、ダークネット上では取引が継続・増加しており、2023年には少なくとも17億ドル収益があるという。

闇取引けん引したヒドラ、7年で52億ドル相当の仮想通貨取引

ダークネット上のブラックマーケットおよび仮想通貨ミキシングサービス「ヒドラ」の創設者であるスタニスラフ・モイセエフ氏が、ロシアの裁判所で終身刑を言い渡された。

モスクワの裁判所は創設者のモイセエフ氏と15人の共犯者が、コミュニティを組織していたと指摘。違法に向精神薬や薬物の製造・販売を行ったとして有罪としている。

終身刑を科せられるモイセエフ氏には罰金約400万ルーブル(約571万円)を、共犯者らにも罰金合計1600万ルーブル(約2284万円)を科す。

NFT仮想通貨Leader編集部

米司法省によると、ヒドラはかつて世界最大のダークネット上のマーケットプレイスであり、2021年にはダークネット関連の仮想通貨取引全体の80%を占めていた。2015年の立ち上げから2022年の摘発までに、52億ドル以上の仮想通貨を取り扱ったという。この市場は盗まれたクレジットカード情報、偽造通貨、偽の身分証明書を販売することで悪名高かった。

ヒドラは非常に巨額かつさまざまな犯罪の温床となっていた可能性がある。

NFT仮想通貨Leader編集部

ブロックチェーンセキュリティ企業フラッシュポイントが2021年5月に発表したレポートによれば、ヒドラでの仮想通貨取引量は2018年から2020年にかけて624%増加したという。ドイツ当局は2022年4月にヒドラを閉鎖し、同国に拠点を置くビットコイン(BTC)とサーバーを押収した。サービスは1700万人の顧客と1万9000のベンダーアカウントを持っていたと報告されている。ドイツの法執行機関は、ほぼ1トンの麻薬と向精神薬も押収した。

ヒドラ閉鎖後もダークネット上での取引が完全に終わったわけではない。

チェイナリシスの報告によれば2023年には少なくとも17億ドルの収益があり、2022年から増加しているという。

NFT仮想通貨Leader編集部


<参考元>cointelegraph