- 仮想通貨支持を掲げていたドナルド・トランプ氏が、米大統領選挙に勝利し再選が決まった。
- 同氏はSEC委員長の解任やビットコイン準備金の創設など、仮想通貨政策を大きく変える見込み。
- ほかにもダークウェブ「シルクロード」の創設者、ロス・ウルブリヒト氏らに恩赦を出す可能性もある。
米大統領再選のトランプ氏、SEC委員長解任にビットコイン重用へ
元大統領のドナルド・トランプ氏が、11月5日の米大統領選挙で勝利宣言を行った。共和党の候補者であるトランプ氏は、勝利に必要な選挙人票をほぼ獲得した模様だ。対立候補である副大統領のカマラ・ハリス氏は、ペンシルベニア、ノースカロライナ、ジョージアといった重要な激戦州を逃した。
仮想通貨の今後の取り扱いが争点のひとつだった米大統領選。
業界への支持と現行の政権からの方針転換を掲げていた、ドナルド・トランプ氏が再選を決めた。
NFT仮想通貨Leader編集部
米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長を「初日に解任する」と述べ、米国でのビットコイン(BTC)マイニングの推進、戦略的ビットコイン準備金の創設、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の阻止、そして仮想通貨支持者であるロス・ウルブリヒト氏の刑を減刑することなどを誓った。
選挙期間中、いくつもの政策と強い言葉を支持者らに投げかけたトランプ氏。
これらの実現可否やスケジュールはまだ未知だが、業界には彼に期待する声も多い。
NFT仮想通貨Leader編集部
多くの仮想通貨企業やユーザーはこの証券法の解釈を反発しており、トランプ氏はゲンスラー氏を解任すると約束した。
ゲンスラー氏の任期は2025年4月に終了する。その時点で、トランプ氏は仮想通貨業界により友好的な人物にゲンスラー氏を交代させることができるだろう。
(中略)
ウルブリヒト氏は、ビットコインを使って薬物など違法な商品が売買できるウェブサイト「シルクロード」を作成した人物だ。アース・テクニカの報道によれば、シルクロードはその運営期間中に推定2億3000万ドル相当の売買を処理した。
仮想通貨業界に大きな影響を与えてきた、重要人物らの行く末も左右するかもしれないトランプ氏。正式な就任を待たずして、周囲はかなり騒がしくなっている。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>cointelegraph