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FTX創業者元恋人に懲役2年の判決、判事は同情も釈放カードは切れないと説明

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. アラメダ・リサーチの元CEOキャロライン・エリソン氏は、懲役2年の判決を言い渡された。
  2. エリソン氏はFTXの創業者サム・バンクマン・フリード氏の元恋人で、事件に関与していた。
  3. 判事はエリソン氏が搾取されていたと同情したが、事件の規模的に無罪で釈放はできないと説明。

判事「あなたは弱く搾取されていた」、アラメダ・リサーチ元CEOに同情

アラメダ・リサーチ(Alameda Research)の元CEO、キャロライン・エリソン(Caroline Ellison)氏は現地時間24日、連邦判事から懲役24カ月、つまり2年の判決を言い渡された。

FTX事件に関与していたとされるアラメダ・リサーチ。その元CEOで、FTX創業者の元恋人に判決が言い渡された。

エリソン氏は110億ドル(約1兆7500億円)を没収されるが、家族のいるボストン近くの比較的自由度がある施設で服役することになるという。

NFT仮想通貨Leader編集部

この判決にもかかわらず、ルイス・カプラン(Lewis Kaplan)判事はエリソン氏に同情的な様子だった。同氏は、FTXの創設者兼CEOでエリソンの元交際相手、サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏に対する政府の裁判で重要な証人だった。同判事は、「あなたは弱く、搾取されていた」とした上で「あなたは心から後悔している」と述べた。

カプラン判事は30年のキャリアを誇るベテランであるが、エリソン氏のような協力者は見たことがないと同情する様子を示した。

ただ、事件の規模を鑑みるに、協力したとはいえ“刑務所釈放”カードを切ることはできないと説明した。

NFT仮想通貨Leader編集部

判決が読み上げられる前に短く言葉を発したエリソン氏は、FTXとアラメダの元顧客、元同僚、友人、そして家族に謝罪したいと述べた。

「人間の脳は大きな数字を理解するのが苦手だ」とエリソン氏は声を震わせながら述べた上で、「私が引き起こした痛みを想像することさえできない」と語った。

エリソン氏が連邦刑務所局に自主的に出頭し服役を開始するまで、約45日ある。

「詐欺罪で有罪を認めることになると2018年当時に言われたら、どうかしていると言っただろう」とエリソン氏は続け、「プロセスの各段階で抜け出すことがますます困難になっていった。勇気がなかったことを後悔している」と述べた。

自身の起こしてしまった過ちを冷静にとらえ、反省の色を示しているエリソン氏。

対する元恋人のサム・バンクマン・フリード氏は、懲役25年の判決に控訴する姿勢を示している。

NFT仮想通貨Leader編集部


<参考元>coindeskjapan