この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 台湾中央銀行総裁は、中央銀行デジタル通貨の開発はスピードよりも着実性を重視。
- 先に発行およびテストした国々は、期待された成果を得ていないと語った。
- 台湾の金融監督管理委員会は、2024年9月に仮想通貨規制の草案の新提案を予定。
台湾のCBDC計画、着実な準備と観察で地道に
台湾中央銀行の総裁であるヤン・ジンロン氏は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発は競争ではなく、スピードよりも着実な進展を重視していると強調した。
ヤン氏は他国に先駆けてCBDCを発行することを重視していない。
むしろ、最初に発行およびテストした国々は、満足のいく成果を得られていないと評価している。
NFT仮想通貨Leader編集部
ヤン氏は7月7日、立法院の財政委員会でのプレゼンテーションに先立ち、中央銀行のデジタルニュー台湾ドルに関する計画をまとめた書面報告書を発表した。
報告書によれば、国内の支払い効率とイノベーションを促進するために、3つのシナリオをもとに実験を行っているという。
なかでもリテール支払いのためのCBDCプロトタイププラットフォームは、デジタルクーポンのキャッシュフロー操作を援助し、1秒あたり2万件もの取引処理速度を実現しているという。
NFT仮想通貨Leader編集部
3月には、金融監督管理委員会(FSC)が2024年9月に台湾のデジタル資産規制の新しい草案を提案すると発表した。これはデジタル資産市場のより効果的な規制を作成し、投資家の安全を確保することを目的としている。
スピードよりも着実に準備を進めることを尊ぶ台湾のCBDC。
同国に限らずCBDCに関する取り組みは各国で進んでいるが、どのような展開をみせてくれるだろうか。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>cointelegraph