- 英国で拘束されていたウィキリークス創設者、ジュリアン・アサンジ氏が8.07ビットコインを受け取った。
- この寄付金はアサンジ氏の妻が、移動にかかる52万ポンドをクラウドファンディングに募っていたもの。
- イギリスから母国オーストラリアへ帰国するためのプライベートジェットの費用に一部充てられたという。
スパイ容疑認め釈放されたアサンジ被告、ビットコインで支援集まる
ウィキリークスの共同創設者ジュリアン・アサンジ被告は今週初め、あるビットコインクジラから8.07ビットコイン(BTC)の寄付を受け取った。寄付金は、アサンジ氏が米司法省と司法取引を行った結果、イギリスで釈放され、母国オーストラリアに帰国するためのプライベートジェットの費用の一部に充てられた。
大統領選挙の副大統領候補のヤフーアカウントのハッキング、イラク戦争やアフガン紛争で隠されていた資料等、さまざまな機密情報の公開に絡んだとされるウィキリークス。
その創設者であるジュリアン・アサンジ氏は、米国に手機密暴露などの罪を問われ英国で収監されていたが、このたび米司法省との司法取引に合意。機密暴露の罪1件を認めたという。
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当初、アサンジ被告の妻ステラ氏は、移動にかかる52万ポンドを集めるために「緊急アピール」を行い、法定通貨による寄付を受け付けるクラウドファンディングページを開設した。このサイトでは暗号資産(仮想通貨)は使用できないため、すぐにビットコインを受け付ける別のページが開設された。
この取り組みによって該当のビットコインアドレスには、34件50万ドルを超える金額が集まった。このうちの1件は8.07ビットコイン。
さらに法定通貨による寄付サイトにも約50万ドルが集まったという。
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「ジュリアンの自由への旅には莫大な費用がかかります。ジュリアンはチャーター便VJ199の費用として52万米ドルをオーストラリア政府に支払わなければなりません」とステラ・アサンジ氏はXに投稿した。
(中略)
ビットコインとアサンジ氏には長い関わりがある。10年以上前、ウィキリークスは銀行システムから遮断された後、ビットコインで存続した。2014年のインタビューでアサンジ氏は、ウィキリークスとビットコインは「互いに支え合って生き残ってきた」と語っている。
時代は移り変わっても両者の数奇な関係と運命は続く。
妻であるステラ・アサンジ氏は「金額を問わず、どんな寄付でもありがたい」としている。
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<参考元>coindeskjapan