この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 米国でビットコインETF11本が承認され、ウォール街デビューを果たした。
- ビットコイン価格が急激に乱高下し、8300万ドル(約120億円)の清算が発生。
- しかし一部で起こると予想されていた、全面的な売り材料とはならず。
11本のビットコインETF承認、市場にも早速影響
アメリカにおけるビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)のデビューは、一部で予想されていたような全面的な売り材料にはならなかったが、それでも価格が乱高下したため、ビットコイン先物のロング・ショート合わせて約8000万ドル(約116億円、1ドル=145円換算)の影響が出た。
ETF取引が動き出した後、ビットコインは4万9000ドル以上へと上昇。
ほかにもイーサリアムやソラナなども、数時間以内に10%の上昇が起こった。
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このような価格の乱高下により、ビットコイン先物のロングトレーダーもショートトレーダーも混乱した値動きの中で清算に至った。どちらの方向にも4000万ドル(約58億円)近くのビットコインが影響を受け、合計で8300万ドル(約120億円)の清算になった。最も影響を受けた暗号資産(仮想通貨)取引所はバイナンス(Binance)だった。
一次上昇したビットコインも、4万5700ドルまで下落。その後も4万7000ドルを超えないところで推移しており、一旦の落ち着きを見せている。
ビットコインの下落による影響は、他の先物商品にも波及。清算による損失は2億3000万ドル(約333億5000万円)にのぼる。
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これは、市場全体では過去24時間で見ると横ばいであったにもかかわらず、トレーダーが多額の損失を被ったことを意味する。
多くの金融関係者が見守ったビットコインETFの承認可否、そして市場への影響。一旦落ち着いているものの、今後どのように値動きしていくのか、まだまだ気になる期間が続く。
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<参考元>coindeskjapan