この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 中国のゲームライブ配信大手の「闘魚」のCEOである、陳少傑氏が逮捕された。
- 同サービスは仮想通貨の当選を謳う、賭博行為に関与していると噂されていた。
- 闘魚の株価は2021年初め約3060円だったが、2023年11月21日の終値は約135円だった。
低迷する中国ゲーム配信大手闘魚、CEO逮捕で業績悪化に拍車か
中国のゲームライブ配信大手「闘魚(Douyu)」は11月21日、陳少傑・最高経営責任者(CEO)が同月16日ごろ、四川省成都市の警察当局に逮捕されたと発表した。
闘魚は逮捕の理由の特定には至っていないとしつつも、CEOの逮捕とそれに紐づく法的手続き等が会社の業績に悪影響が起こる可能性を示唆している。
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澎湃新聞によると、業界内では以前から、闘魚のライブ配信チャンネル「長沙郷村敢死隊」で賭博行為が行われているとの噂が飛び交っていた。同チャンネルは、闘魚が設けた各種抽選システムを悪用し、賭博の疑いのある行為を繰り返していたとみられる。視聴者は、指定された時間内に特定のアイテムを購入すると、1000~数万元(約2万~百数十万円)相当の仮想通貨が当たる抽選に参加できる仕組みだった。
このチャンネルは相当な収益をあげていたようで、2022年には1億7000万元(約36億円)余りの収益を記録していたという。
なお、これについて闘魚の担当者は、配信者やチャンネルが行う抽選は賭博に当たらないとし、当選額も5万元(約110万円)を超えなければ法律にもふれないはずと説明している。
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闘魚の株価は、2021年初めの20.54ドル(約3060円)がピークで、現在は1割未満に下落している。11月21日の米国株式市場で、終値は0.905ドル(約135円)、時価総額は2億8900万ドル(約430億円)だった。
低迷する闘魚の株価。同社が説明するように、CEOの逮捕は同社の命運を大きく左右することになるかもしれない。
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<参考元>36kr.jp