この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 決済大手マスターカードは、仮想通貨取引所バイナンスとの仮想通貨カードの取り組みが終わると発表。
- 2社間の提携が終わるものとみられる報道もあるが、マスターカードは終了の背景を詳しく言及していない。
- ただ、4月時点でマスターカードの幹部はそのほかの仮想通貨関連企業との提携を模索していると話していた。
マスターカードは問題直面のバイナンスを不安視？仮想通貨カードの提供終了へ
決済大手マスターカード（Mastercard）と大手暗号資産（仮想通貨）取引所バイナンス（Binance）が、アルゼンチン・ブラジル・コロンビア・バーレーンの4ヵ国における暗号資産カードプログラムを9月22日をもって終了すると、マスターカードの広報担当者が8月24日電子メールにて発表した。
このカードは「バイナンスカード」と呼ばれるもので、デビッドカードとバイナンスのアカウントを紐づけることで仮想通貨を資金源とした支払いを可能にするものだった。
2社間の肝いりのプロジェクトが終了するということもあって、提携そのものが終わるとの見方が強まっている。
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現在バイナンスは法的・規制的な課題に直面している。米証券取引委員会（SEC）は今年6月、バイナンスおよび同社CEOであるチャンポン・ジャオ（Changpeng Zhao：CZ）氏らを提訴している。これに対しバイナンスは「精力的に」自らを弁護すると述べている。
世界中で事業を展開するマスターカード。同じくバイナンスも世界最大規模の取引所だが、昨今の厳しい状況を受けてマスターカードも関係を見直そうとしているのかもしれない。
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マスターカードの暗号資産・ブロックチェーン担当責任者であるラージ・ダモダラン（Raj Dhamodharan）氏は4月にロイター通信に対し、同社が暗号資産関連企業とのさらなる提携を模索していると語っていた。
広報担当者は、今回のバイナンスとの取り組みが終わることに対して、その理由や決裁者を明らかにはしていない。
マスターカードの今後の次なる一手は、誰とどのように打たれるのだろうか。
dai06
＜参考元＞あたらしい経済
