この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 欧州議会議員で元ベルギー財務大臣が、銀行業界の混乱を受け仮想通貨禁止を提唱。
- 政府が麻薬を禁止するなら、仮想通貨も禁止すべきとの持論を展開した。
- 同氏はかつてブロックチェーン技術には、生産性を向上させる可能性があると期待していた。
ブロックチェーンは支持するが仮想通貨は投機?欧州議会議員の提唱
欧州議会議員で元ベルギー財務大臣のヨハン・ヴァン・オーバーヴェルト(Johan Van Overtveldt)氏は、3月17日のツイートで、銀行セクターの混乱を受けて、暗号資産(仮想通貨)の禁止を呼びかけた。
仮想通貨のライセンス制度に関する投票を控えているEU。
タイミングもタイミングだが、64人の議員からなるグループにおいて経済スポークスマンを担当する同氏の発言は、少なくない影響を及ぼすかもしれない。
dai06
「今回の金融騒動から学ぶべきもう一つの教訓。暗号資産を厳しく禁止する」と彼は述べた。ヴァン・オーバーヴェルト氏は、仮想通貨は単なる投機であり、「経済的、社会的価値はない」とツイートした。
「政府が麻薬を禁止するなら、暗号も禁止すべきだ」と彼は付け加えた。
シルバーゲート銀行やシリコンバレー銀行などの破綻は、銀行業界にとっても仮想通貨業界にとっても大きな混乱と衝撃を与えた。
こうした事態を受け、仮想通貨とは距離をとるべきとの見方が一部で広がっているのは事実だ。
dai06
ヴァン・オーバーヴェルト氏はこれまで、分散型台帳技術に基づく証券の取引を可能にする新法に関する議会の作業を主導し、暗号を支える技術には生産性を向上させる「大きな可能性」があると述べていた。
最近の業界の動きは、関係者らのこれまでの考えと行動に大きな変化を生じさせている。オーバーヴェルト氏もブロックチェーンには一定の理解を示していたが、今後はどうだろうか。
仮想通貨への規制は日に日に強化される印象にあるが、それも一気に加速するのかもしれない。
dai06
<参考元>coindeskjapan