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ゴールドマン出身者2人が仮想通貨ファンド設立、米国債投資に活路

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. 米ゴールドマン・サックス出身者らが、仮想通貨ファンドを設立。
  2. ステーブルコインの保有者は、米国債や債券へ投資できる。
  3. 仮想通貨の伝統的な資本市場へアクセスが容易になるという。

ターゲットは約13兆2000億円のステーブルコインユーザー

発表文によると、ファンドはトークン化された3つの投資口クラスに分かれ、それぞれがブラックロックかパシフィック・インベストメント・マネジメント(ピムコ)の上場投資信託(ETF)1本に投資する。ブラックロックとピムコは今回の新たなファンドに直接的に関与していない。

このファンドを設立したのは、米ゴールドマン・サックス・グループ出身者である、ネイサン・オールマン氏、ピンク・スラナ氏。

ステーブルコインの保有者を対象に、仮想通貨による投資に新たな選択肢をもたらす。

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ファンドの投資家は、イーサリアムのブロックチェーン上のトークンを投資規模に応じて受け取り、ファンドが作成する優良投資家のリストにある投資家同士で、ブロックチェーン上で動作するプログラムを通じて売買や貸し借りができる。ファンドは独自の判断でUSDCやテザー(USDT)、ダイ(DAI)などのステーブルコインと法定通貨を処理する。

仮想通貨による投資は、リスキーであったり、選択肢に乏しかったりといったイメージがあるのは事実だろう。

両氏のファンドはそうした状況に一石を投じるものになるのかもしれない。

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オールマン氏は発表資料で、「暗号資産(仮想通貨)市場は伝統的な資本市場への摩擦の少ないアクセスを強く必要としている」と述べ、大量のステーブルコイン保有者は購買力がインフレによって損なわれるのを座視するか、現在の仕組みで投資できる商品で過剰なリスクを取るかの選択を迫られていると指摘した。

ターゲットとしているのは、約13兆2000億円を超えるステーブルコインを持っているとされるユーザーたち。

眠れる存在である彼らを市場に巻き込むことができれば、仮想通貨業界全体にとってもプラスの流れを生むかもしれない。

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<参考元>Bloomberg