この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 米連邦準備理事会(FRB)らが、銀行に対して仮想通貨関連の警告を出した。
- 仮想通貨が関連する詐欺や不正、急激な価格の変動などをリスクとして列挙。
- 銀行が仮想通貨に深入りすることへの懸念を示す、初の共同声明となっている。
「銀行の深入り」を危惧、米当局が初の共同声明
米連邦準備理事会(FRB)と米連邦預金保険公社(FDIC)、米通貨監督庁(OCC)は3日、暗号資産(仮想通貨)が銀行の事業モデルに及ぼすリスクについて警告する初の共同声明を公表した。
巨額の破綻や依然として不安定な市場の状況などをふまえて、米当局が銀行へ警告を出した。
dai06
FRBなどの当局は、銀行に対して暗号資産に絡む詐欺や法的に不透明な行為、誤解を与える業界の情報開示などに、より一層注意する必要があると指摘。
当局は銀行の仮想通貨事業への深入りを危惧。
非集権的な仮想通貨は、従来の銀行のビジネスモデルとは相いれない存在である可能性があると警告した。
dai06
これらの当局は、具体的な暗号資産に付随するリスクとしてデジタル資産価格の変動の大きさや、セクター全体にマイナスの影響が広がる危険性、リスク管理面の弱体性などを挙げ、「抑制ないし制御できない暗号資産セクター関連リスクを銀行システムに持ち込まないようにすることが大事だ」と訴えた。
今までつかず離れずの距離を保ってきた仮想通貨と銀行。
仮想通貨が普及するに伴いシステムやセキュリティの強化を行いつつ、取り扱いは増えていくものと思われていたが、暗雲が垂れ込めてきている。
dai06
<参考元>REUTERS