- フォーブスが157の仮想通貨取引所のBTC取引データが、実際の数字と一致しないと分析。
- 6月14日の取引高は1280億ドルだったが、報告データでは2620億円で51%少ない。
- 取引高は投資家らが強く関心を持つデータであり、偽造による印象操作を問題視した。
フォーブスが問題視、「BTC取引高の半分以上は偽物か非経済的な可能性」
フォーブスは、小規模な取引所のグループのBTC取引量は報告されたものよりも約95%少なく、一方、バイナンスやBybitなど「規制当局の監視がほとんどない」取引所を運営している会社は、分析済みの量の倍以上(890億ドルに対して2170億ドル)を持っていると主張している。
フォーブスは157に仮想通貨取引所のデータを各社の報告と照らし合わせたが、実際の数字とはミスマッチが起こったという。
実際よりも多く取引が行われている、あるいは実際よりも多くビットコインが保有されているというものだったそうだ。
dai06
「報告された取引高の半分以上は、偽物か非経済的なものである可能性が高い」と指摘している。「業界の世界的な1日のビットコイン取引高は、6月14日に1280億ドルだった。これは、複数のソースから自己申告した出来高を合計して得られる2620億ドルよりも51%少ない」という。
これが真実であれば、業界に向けられる視線は厳しいものとなるだろう。
どこの報告が真実で、偽造なのか。もしも、偽造が発覚すれば信頼を失う可能性がある。
dai06
「世界中で最も規制が厳しく監視されている暗号資産であるビットコインの報告された取引高が信頼できないものである場合、さらに小さな資産の指標は、より多く割り引かなければならい」と記事は主張している。「取引高は投資家の関心を示す最も測定可能な兆候の 1 つだが、実際よりもはるかに多くの需要があることを初心者の投資家に納得させるために簡単に操作できてしまう」。
ビットコインが実際よりも多くの人から必要されている、実際よりも価格を押し上げる可能性があるとするような意図で、虚偽の報告を行っているとすれば、投資家からすればいい迷惑だろう。
投資家らが疑心暗鬼になれば、それこそ市場に多大な混乱を招く可能性がある。価格が乱高下したり、仮想通貨そのものへの信用低下につながったりするかもしれない。業界にはクリーンでオープンな経営が求められる。
dai06
<参考元>cointelegraph