- 「FiNANCiE(フィナンシェ)」でナイジェリアのサッカークラブがトークンを発行・販売。
- 「イガンムタイガーFC」はスラム地域から世界を目指す、ナイジェリアの3部所属クラブ。
- トークンを保有することで限定グッズの獲得権利や限定イベントへの参加権利を得る。
イガンムトークンの販売メニューは12種、資金獲得で世界へ
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」で、ナイジェリアサッカークラブ「イガンムタイガーFC」がトークン発行と販売を開始したことが5月30日分かった。
発行されるトークンの名前は「イガンムトークン」。
同クラブはナイジェリアのスラム地域から世界を目指す、同国の3部リーグに所属するクラブという。
dai06
発表によると、ナイジェリアにはダイヤの原石のような選手が沢山いるが、そういった選手を拾い上げる仕組みや指導者、練習場がナイジェリア全体で整っておらず、機会やチャンスが多くないという。イガンムタイガーFCはトークン発行により、それらの課題を解決しながら、良い選手を集めて育て、世界で活躍できるような選手を輩出していくことを目指すとのことだ。
スポーツクラブの仮想通貨利用はさまざまな方面で活用が進んでいる。NFTによる限定コンテンツ配信のほか、今回のようなトークン発行による資金調達も今後増えていくはずだ。有名クラブだけでなく、今回のような弱小クラブ(少なくとも現時点では)にとっても大きな可能性を秘めている手段と言える。
イガンムタイガーFCの共同オーナーである加藤明拓氏は、『夢と機会と勇気の提供を目指し、日本からは遠いアフリカ・ナイジェリア との橋渡しの存在になります』と意気込む。
dai06
「イガンムトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるという。
予定されている企画は「ユニフォームのデザイン選定」「大会の勝敗予想」への投票、「サイン入りユニフォームのプレゼント」「タイガーホテルの宿泊券」の抽選とのこと。
トークンの保有によって、小さくではあるがサッカークラブの運営に携わることができるのだ。
dai06
<参考元>あたらしい経済