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ロシア制裁回避のため法案調整か、国際決済に仮想通貨利用検討

この記事は、dai06さんから寄稿頂きました。
このニュースのPOINT!!
  1. ロシアが西側諸国からの制裁回避のため、仮想通貨利用を検討。
  2. 国際決済に利用できるようにするため、法案の調整を変更。
  3. マントゥロフ産業貿易相は「近い将来仮想通貨は合法化される」と。

露が仮想通貨合法化へ、政府のあらゆる部門支持か

西側諸国によるロシア連邦への制裁の対抗策として、同国が国際決済に仮想通貨を利用することを検討しているという。ロシアは今年はじめウクライナに全面的な侵攻を開始したが、それによって制裁を受けている。

ウクライナ侵攻に伴う制裁により、世界における金融活動がままならないロシア。しかし、その対抗策に仮想通貨決済導入を検討しており、すでに前向きな議論が進んでいるという。

dai06

地元紙「ベドモスチ」によると、財務省は、現在作成中の仮想通貨関連法の最新版に今回の案を追加することを検討中だという。

経済制裁が始まった当初あるいはその前に、資産の逃避先として仮想通貨利用が報じられていた。だが、今回の法案では国際的な取引において、仮想通貨を用いることを検討。これが現実のものとなれば、各国の対応もまた変わりそうだ。

dai06

仮想通貨の合法化は、ロシア政府のあらゆる部門から支持を得ているようだ。デニス・マントゥロフ産業貿易相の話では、ロシア政府は「近い将来」仮想通貨を合法化する予定だという。今年4月には、財務省が「デジタル通貨について」という法案において合法化への支持を表明した。

経済制裁によるロシアの国内外の金融活動の影響は少なくないはずだ。同国は原油をはじめとする輸出先の選定にも苦慮している。

ただ、あの手この手で突破口を切り開こうとしているのは事実。グローバルに展開されている仮想通貨利用もその手段のひとつだ。

dai06


<参考元>COINTELEGRAPH